2012年1月10日火曜日

初春の雲龍

 去年に続き、布施の「戎っさん」に出かけた。目的は、浪花の玩具を復刻販売している「まねきや」さんの出店を覗く事と、駅前の「ももや」というお菓子屋の巨大な生菓子を買う事、昼前に出かけたが、あいにく、「ももや」は12日まで連休(この稼ぎ時に?)、「まねきや」は出ていたものの、万円近い値段に手が出なかった。
浪花伝統玩具の復活を目指す若い職人の心意気に期待していたのだが、どうも違う方向に向きかけているようだ。「おもちゃやで、」と心の中で叫びながら後にした。

 せっかく出掛けたのだからと、近鉄で「石切」さんへ向かった。子供の頃、父親に連れられて、お参りした覚えはあるのだが、半世紀も前の事になるのだろうか、正式には「石切劔箭(つるぎや)神社」、昔から「でんぼの神さん」「石切さん」と親しみを込めて呼ばれている。
 子供の頃にお参りした時は、ここに神馬がいて、その後、中央競馬会で活躍した「イシキリツルギヤ」という白馬がいた。確か2年か3年の約束で出走し、また元の神馬に戻ったという事だった。
 山門の上には神社の象徴の「劔」が天を指して突き立っていた。
 半世紀ぶりに見る神社や、参道に列なるお店も昔懐かしい昭和の匂いのする店ばかり、そんな中、やたら多いのが「占い」のお店。結構流行っているようで、「占い横丁」もあった。

上の写真は、七日の夕暮れ、夕雲を見ていたら、面白い形に。手前の夕雲、龍の形に見えませんか、右向きに頭と口の周りの髭があるように見えます。

1 件のコメント:

  1. !石切さんの参道は別世界というか時代をワープしてしまいます。
     妖しい魅力とはああいうことを言うのでしょう。
     近頃は「癌も一種のでんぼみたいなもの」ということで参拝客も多いようです。

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