2018年3月24日土曜日

春3題

  会報の発行と懸案の会議を済ませ幾分余裕も出てきたので3月初めからの近況報告をする。

 1枚目の写真、家のベランダ(そう、チョウゲンボウが来るベランダですよ!と事あるごとに自慢するが)から見えるーといってもデジカメの望遠を最大にしての話だがー明石海峡大橋の明石側の橋脚だ。
 左手は有名な宝塚の高層マンション。この日は春霞が折からの強風で視界がくっきり、以前にも書いたがベランダからの展望の良さが気に入り移り住んだのだが今は周りにマンションが建ち並び辛うじて南側の一角と西側の展望が残った。
 西側が残ったのは伊丹空港があるからで高い建物は建てられないからだろう。

 2枚目は、いつもの春の味覚、八尾の若ごぼうである。何年か前にも紹介したが天ぷらは基本、私は作らない。
 池波正太郎氏の食べ物随筆に「親の敵にでも会ったように、揚げるそばからかぶりつく」のが天ぷらの正しい食べ方だ、というのを信奉しているからだが、今回は嫁はんのために私が揚げた。
 CooKPadのレシピ通り、小さめの鍋で1個ずつ蘊蓄を語りながら6個揚げたが1時間もかかり、嫁はんに笑われた。少々油っぽかったが美味しかった。

 3枚目は友達のОさんから貰ったデコポンだ。愛媛が故郷のOさんからは毎年のように伊予柑などを頂くのだが今年のデコポンは殊のほか美味しく、かつ食べ応えもあり、朝食に1個食べるとおなか一杯になる。
 もちろん、心も幸せいっぱいになる春の贈り物だ。
                   Оさん、ごちそう様でした。

丸い果物を描くのは難しい

2018年3月19日月曜日

公務員よ、反撃せよ!

 

 今日の森友問題の集中審議、自民党の質問は酷かったらしい。らしいというのは、質問の最初の部分を聞いて安倍擁護と財務省に責任を押し付けるヨイショ質問と感じたから後は見ていなかった。
 夕方からのニュースを見ていると、安倍首相を庇い、責任を財務省に全て負わせる姿勢がありあり、中でも和田正宗議員は太田理財局長が民主党政権時代に野田佳彦前首相の秘書官を務めていたことに触れ「安倍政権をおとしめるために意図的な答弁をしているのではないですか」と攻撃した。
 これにはさすがの太田氏も色をなし、「私は公務員として一生懸命お仕えするのが仕事」と反論し、「それはいくら何でも、それはいくら何でもご容赦ください」と首を何度も横に振る場面もあった。
 
 この和田議員という人物は元NHKのアナウンサーで大阪局時代、ふくよかな顔で「お昼のニュースです」という画面をよく覚えている。あらためて彼のブログを見ると憲法改憲論者で天皇を国家元首にするとしている。
 もちろん日本会議国会議員懇談会に所属している。
 
 さかのぼれば南スーダンPKOの日報隠ぺい問題、裁量労働制に関わるデーターねつ造問題、元文科省前川次官の講演に無法な圧力を加えた問題など、これら役所、役人の違法な所業が何故続いて起こるのか?私はこれらすべてが安倍内閣の強権政治がその根本だと思う。それ故に、役所の忖度を生み、文書の改ざんを生み、現場の一般公務員を自死に追い込んだのだと思う。
 本当に腹が立つ!
 公務員の後輩たちよ、反撃せよ!
 

2018年3月13日火曜日

開いた口が!

 
 昨日の安倍首相の記者会見のコメントには、本当に驚いた。開いた口が塞がらない!とは正にこの事である。
 
 正確に記すと、「本日、財務省から文書を明らかにした。行政全体の信頼を揺るがしかねない事態であり、行政の長として責任を痛感している。国民の皆様に深くおわびを申し上げたい」「国民の皆様から厳しい目が向けられていることを真摯(しんし)に受け止め、なぜこんなことが起きたのか、全容を解明するため調査を進めていく。麻生財務大臣にはその責任を果たしてもらいたい。その上で、全てが明らかになった段階で、二度とこうしたことが起きることのないように信頼の回復に向けて、組織を立て直していくために全力をあげて取り組んでもらいたいと考えています」というものである。
 
 私が一番むかついたのは「、、、なぜこんな事が起きたのか、全容を解明するために調査を進めていく。」というくだりである。
 自らが関与していたことを隠すために結果的に佐川長官を辞職させ、一般公務員を自死に追い込んだのは誰なのか?
「もし私や妻がこの土地取引に関わっていたのであれば総理大臣も、議員も辞職しますよ」と大見得を切ったその口で「なぜこんな事が起きたのか」とは本当によく言えたものだと思う。
 
 今晩も国会前には多くの国民が抗議の声を上げている。あの戦争法反対の時のような国民的大行動になると思う。大阪でも声を上げるべきだ。

2018年3月11日日曜日

3・11-忘れない!


 七年目を迎えた「東日本大震災」と「フクシマ原発事故」、今年は家のテレビの前で黙とうをした。
 朝からの冷え込みに集会と行進に出かける気力を無くしていたからといえば聞こえはいいが。
 そういえば昨年も森友学園問題の報告集会と3・11集会のどちらを取るかで迷い、結局3・11集会には間に合わずだったことが去年のブログに書かれていた。

 あれから6年、毎年の「1・17」と「311」には「決して忘れない!」の誓いを立てている。しかし、今の安倍内閣の原発再稼働推進の政治姿勢や民進党に名前が替わっても原発村の電力労連に支配されて腰のふらついたエネルギー政策しか持てない姿を見ていると二度の投書に込めたあの時の熱い思いは冷めていることを正直に白状しなければならない。
 
 と書いている。

 今年の3・11は安倍内閣の森友疑惑隠しの真相の一端=財務省の国会報告文書の改ざん疑惑=が事実だったことが明らかになったタイミングだった。
 そんな中でテレビに流れる安倍首相の七周年追悼式での式辞のなんと空虚なことだろうか。自らの関与が明らかにされるかも知れないという不安が追悼式主催者以上の焦燥をもたらしていたのかもしれない。
 だからと云って、彼等を許すわけにはいかない、何故なら自らの関与を隠すために、すでに自殺者まで出してしまっているのだから。だから、テレビの前で黙とうをするだけではいけない、佐川長官の辞任で幕引きにさせてはいけないと思う。
 
 かって米国の「ウォーターゲート事件」はワシントンポスト社などの粘り強い追求でニクソン政権を辞任に追い込んだ。その期間は2年半に及んだ。
 2017年2月に国会で「森友」問題が取り上げられて1年と2ヶ月いよいよこれからだ。