2013年3月26日火曜日

山田監督のメッセージ

NHK BSの「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」の2年間にわたる放送が終わった。「見なければ、、、」と思いながら半分も見れなかった。先日の放映終了のラストを飾ったのは「男はつらいよ」記念すべき寅さんの第1作であった。放映終了後、山田監督をゲストに、100本の映画について語り合い最後に小野アナウンサー(ためしてガッテンの)が監督に「日本映画について今どんな風に思っておられますか」と質問した。山田監督の語った内容は実に見識のあるものだった。
 かっての松竹、日活等の大手映画会社の撮影所が無くなったという事を前提に
 「撮影所の時代があって、という話を僕はよくするんですが、(これから)新人を育成していく、次なる世代を養成していくシステムがまるでなくなっちゃった、と言えるんじゃないでしょうか。(これからの)若者たちが映画を作る、これから先、一生を映画に捧げることが出来るか、そういう条件を映画界が持っているか、そういう事を考えると非常に不安になる、(我われ)監督だけでなく、あらゆる部門の人たちがちゃんと育っていく仕掛けを作らないと、それは国の仕事だと思う。 
 かって世界一の映画を作った国ですよ、この国はね(世界の映画監督358人が小津安二郎監督の『東京物語』(1954年)をベストワンに選んだ事を指している)僕たちの後輩がもう一回、世界一の映画を作る意気込みでがんばらなきゃいけない、その為には、政府のサポートが必要、(いま)肩肘張って『強い国をつくる』というのじゃなくて、素敵な文化を生み出す国、やさしい国である事のほうがはるかに貴重なんじゃないか、これが、この国が、もう一回、回復できる唯一の道だろうと思う、10年、20年かかると思うが、だけど20年先を見越して映画を含む文化を豊かにしてほしいとしきりに思います」と、感動的な言葉で締めくくられた。どこかの市長や、首相に聞かせたい話ではないだろうか。

2013年3月20日水曜日

近況報告とお礼

2月末のブログから約1ヶ月のご無沙汰です。研修仲間の同窓会旅行から帰ってまもなく、まず、体の不調が来ました。パソコンでニュース編集をしている最中、突然、強烈なめまいが来ました。
めまいは5分ぐらいで治まりましたが、胸のむかつきと動悸が治まらず、ただ事ならん、と思い近所の総合病院に受診しました。問診の後、CTを撮り特段の異常認めず、との診断で薬をもらって帰宅しました。それ以来、普段の生活に戻っていますが、体は雲の上を歩いているような感じで何とも心もとない感じです。CTだけじゃダメ!と叱る友もいますが、周りに話すと意外にも同じような症状の方が多いのに驚いています。近々、耳鼻科に受診する予定ですが「加齢現象」と片付けられるのではと思っています。
 次に3月に入り、パソコンが壊れました。スタートボタンを押しても起動しないのです。以前修理を頼んだ業者に診てもらいましたが無理なようで、買い替えを勧められました。2008年3月に購入したNECの水冷式のデスクトップ、重量が20キロ近くあり、持ち込み修理が難しいので軽いノートパソコンに買い換えようと思いましたがデスクトップの大きな画面に慣れてしまったので結局、軽めのデスク型を買うことにしました。月末にはブログ再開できると思いますのでもう暫くお待ちください。で、このブログ更新は何でしてるか?という事ですがパソコンのない生活は当初、本を読む時間が増えたと、喜んでいましたが、ブロ友からの問い合わせや話を聞いている内、このままでは、イカンと決意し、日本橋のジャンクショップでインターネットだけは見れる、という何もインストールされていない空箱のようなノートパソコンを1万円チョットで買いました。これが結構使えるので色んなソフトを入れれば、と思ったりしますが買い替えを決めた後でしたのでデーターのバックアップ専用にと思っています。
 この間約1ヶ月、世情に憤り、涙し、感激した話は数多く、ブログのネタは溢れんばかりです。いろいろご心配かけましたがもう間もなく再スタートします。皆さん、有難うございました。