2015年7月20日月曜日

大阪も国会周辺も思いは同じ

 遂に大阪でも1万人を超える集会が開催された。連日、国会周辺に集まる何万人の行動報道に、「何で大阪では集まれへんのやろ」と少々不甲斐ない思いでいたが、18日の扇町公園はいつもと違っていた。
 続々と人々が集まり、17時開会時は5千人ちょっとという感じだったが五時半過ぎには「公園の入り口付近は人であふれ会場の中に入れない」というアナウンスが。
 6時きっかりに関西ではお馴染みの「小山乃理子」さんの司会でスタート、主催者団体や各政党の代表らの報告と決意表明が続き、集会終了間際に駆け付けたのが長谷川義史さん(写真の人)4チャンネルの「ちちんぷいぷい」でお馴染みの絵本作家さんだ。ちょびヒゲとあごヒゲに丸~いメガネ、カンカン帽をちょこっとかぶり、今日はウクレレ持参で「戦争いやや、安倍晋三いやや」と歌交じりで呼びかけ参加者を励ましてくれた。 
 この集会、参加者を1万人に近づけようと、私たち退職者連中も、事前に元の職場の前で宣伝行動もやった。ある種、何が何でも成功させにゃ、という気持ちが強かったが、長谷川さんの歌とコールを聞いているうちに、「何も今日一日で終わるわけではない、たたかいは始まったばかり、」という気持ちが俄然、わいてきた。そういう気持ちで周りを見渡せば、どの顔も明るい、「衆議院通過が何や、追い詰められてるのは安倍やんか」という顔に見える。人(にん)であろうか、すごいもんである。
 仲間と解散地点で打ち上げをし、家に帰って一人で(嫁はんは今日も義父宅で泊まり)ブログやらツイッターを見ていると、youtubeで17日のSEALDsの国会包囲行動が現れ、女性のコールで「戦争法案廃案!ノーパサラン、奴らを通すな」が見事なテンポで流れた。世代を超えて、何故か涙があふれた。

2015年7月13日月曜日

 6月に入って義父の体調がおかしくなって嫁はんは毎日泊りに行っている。いろいろ受診しているのだが なかなか原因が掴めないでいる。義母が亡くなって8年余りを一人暮らしで過ごしてきた。これまで何の不調も訴えて来なかったし、むしろ65歳の娘(嫁はん)の体調を心配するスーパー高齢者、96歳だっただけに今回の急変ぶりにわれわれが戸惑っている。
 そんな事もあって、我が家のベランダが無残なことになっている。例年のグリーンカーテンが設置できないでいる。義父の団地の外壁塗り替え工事があり、我が家と一緒にグリーンカーテンを造っていたのだが、今年は見送りとなった。我が家だけでもと、ゴーヤの苗を買いに行ったがすでに終わりという事だった。さらにプランターの古い土を入れ替えようと袋に詰め、処分する日を確かめようと市役所に電話すると、一般ごみでは扱えない、とつれない返事。有料の業者を紹介しましょうか、という事だったので見合わせた。
 そういえば以前、マンションの前住者が置いていったコンクリートブロックの処分に困った事があった。不法投棄が社会問題化しているが処分に困った住民が、という事もあるのではないかと思った。

  で、暫く何もないプランターを眺めるだけの日が続いたが、ある日、何もない所から草木が伸びはじめ、小さな白い花を咲かせ、濃い紫色の実らしき物が着きはじめた。以前長谷やんから貰ったフジバカマとは違うし、さっぱりわからない。我が家のベランダにはスズメ、ヒヨドリがよく来るし彼らが落した種かもしれない。
 睡蓮鉢の「姫スイレン」は今年も元気よく可憐な花を咲かせてくれており、真夏の始まりまで楽しませてくれそうだし、その頃までには義父の調子も元に戻ってくれることを願っている。



2015年7月11日土曜日

NO PASARAN!奴らを通すな

  連日の如く、国会議事堂前を埋め尽くす人の波、10日夜は、15,000人が集まったという。
 SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)がSNSなどで呼びかけ、自発的に集まった若者たちの行動である。目的は言わずと知れた安倍内閣が押し通そうとしている「戦争法案」を廃案にすることにある。最近は、新聞、テレビなどでも盛んに取り上げられ、「私も」と親子連れや仕事帰りのサラリーマンも参加し始めているという。東京のこの熱気が何故大阪にないのか?と気に病んでいたが来週の18日扇町公園で1万人の集会が呼びかけられた。一人でも多く参加し、大阪からも「戦争法案」反対の声を届けたいと思う。
 同じ18日には作家の澤地さんら114人の著名人が「アベ政治を許さない」という主権者一人ひとりの抗議の意志をいっせいに示そうと午後1時きっかりに全国で写真のポスターを掲げようと呼びかけた。このポスターの文字は俳人の金子兜太氏の揮毫だそうだ。
 安倍内閣は来週中には「戦争法案」の委員会通過を狙っている。何としても彼奴らの悪だくみを通させてはならない。
 上の写真の「NO PASARAN」は、スペインでナチスの支援を受け内乱を起こしたフランコ将軍らのファシスト台頭に対抗して掲げたスローガン「(ファシスト)奴らを通すな」のことです。30数年前に労働組合の全国大会の成功のためのカンパニアで友人が、NOPASARANとプリントしたTシャツを販売することを考えつき、おおいに広めた事を思い出した。
 そうです、安倍首相ら日本を戦争する国にしようとする者たちの悪だくみを通してはなりません。

2015年7月3日金曜日

座布団5枚!


  前回のブログの続きになるが興味深い話を聞いたので調べてみた。沖縄県における新聞-地方紙の占有率である。昨日、大阪の高齢者運動団体の総会があり、閉会挨拶の中で「百田氏が言った沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない、という2紙-沖縄タイムス・琉球新報は沖縄全県の購読紙の8割を占めている」という話を聞いたからである。
 2010年度の調査で少し古いが-地方紙比率・沖縄県が全国1位、96%を超えるという数字があった。(読売新聞広告ガイド、日本ABC教会調べ。)この2紙の県民への影響力は大きいと言えるが、その事が言いたいことの本筋ではなく、私が購読している「毎日」以外の大手紙がどう報道しているか気になって調べてみたのである。
 義父は「読売」を購読している。まず26日付けの朝刊は「首相支持若手が勉強会」と3段抜きの見出しではあるが内容は、9月の総裁選挙を前に、安倍首相の進める安全保障政策や憲法改正論議について学び、首相支持の機運を高める狙いもある。作家の百田氏が憲法改正や安全保障法制整備の必要性などに関して講演した、とあっさりとした記事を載せている。
 そして同日の夕刊では、2段抜きの見出しで「自民議員報道規制に言及」-マスコミを懲らしめる-広告収入を通じ圧力-という記事が初めて載った。
 27日になって「社説」で「看過できない『報道規制』発言」と論評したがその内容は、「自らの主張と相いれない新聞やテレビ局に広告を出させない形で圧力をかけようとしている、と受け取られても仕方あるまい」と優しい。また、安倍首相や自民党幹部の一連の発言についても「今回の事態を問題視しているのだろう」と他人事のような発言を肯定している。
 さらに百田氏の発言を利用して「辺野古移設は市街地の中心部にある普天間飛行場の固定化を避けるための実現可能な唯一の選択肢だ。「移設反対」を掲げる沖縄2紙の論調には疑問も多い」と的外れな論評である。あくまで「やや行き過ぎた」発言と捉えているのだ。
 今回の「報道規制」発言や「新聞つぶせ」発言の根底には驕れる自民党の体質があることは間違いない。百田氏はその後、自身のツイッターで「私が本当につぶれて欲しいと思っているのは、朝日新聞と毎日新聞と東京新聞です」とあけすけに呟いている。百田氏から”下司の勘繰り„と云われるかも知れないが、百田氏の発言と読売の報道姿勢と沖縄県の地方紙独占の事実との奇妙なリンクが何ともいやらしい気がしてならない。
 日刊スポーツが「安倍首相 謝罪する気は 永遠の0」と戯れている。 座布団5枚!