2020年1月4日土曜日

懐かしい人に合う

 
 喪中ということもあって今年の正月は何もしないことを決め三が日を終えた。
 で、昨日は箕面に映画を見に行った。年末から予定していた「男はつらいよ50 お帰り!寅さん」と「スターウォーズ」を連チャンで見た。

  渥美清さん没後、23年目に甦る寅さん、随所に満男の回想シーンとして寅さんとマドンナが出てくる、それだけで懐かしく、嬉しい。
 満男の初恋の人、泉ちゃん(すでに結婚し子どもが二人、キャリヤーウーマンとして国連難民高等弁務官事務所に勤めている。そんな泉が仕事で日本に帰国、満男との再会を果たした3日間の出来事が綴られていく。

山田洋次監督は今作品を撮るにあたってこんな言葉を寄せている。

「『男はつらいよ』シリーズは今から半世紀前に誕生しました。~今日のギシギシときしむ音がするような、悲鳴が聞こえるような管理社会に寅さんの生きる余地はない。」と。

 そんな時代だからこそ寅さんのような人間が必要ではないかという日本人多くの声に応える形で寅さんは甦った。

 とは云うものの、映画の主役は今は小説家となった満男とその娘、そして初恋の人、泉との再会と切ない別れがメインテーマで寅さんが主役ではない。辛うじて美保純演じるタコ社長の娘あけみに寅さんを見た思いがした。

 
スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

「スターウォーズ」―これまで全世界で圧倒的人気を誇ってきたスペースファンタジーである。
 1977年の「スターウォーズepisode/新たなる希望」公開から40年を経て全8作が作られ今回が最終(と云われている)作品となる。

 見てきた息子が「前作を見ていないと展開が解らないかも」と云っていたが正月だからと連チャンで見た。
 見終って「寅さん」と同じように感動した。これも最終作を意識してか、かってのユニークな登場人物や異星人たちが出てくる。どれも懐かしい人、モノたちである。
 凶悪な帝国の支配者とのたたかいの中で主人公、レジスタント達が支配者の攻撃にたじろぐとき、一つの言葉を繰り返す、「孤立していると思うな!そう思わさせるのが奴らの作戦だ!」という言葉である。
 
 「独りではない!仲間がいる」何故か、安倍一族に立ち向かう市民と野党の共闘にぴったりな言葉のように感じた。
 
 映画を見終って家に帰り、嫁はんに感想を語っている内に正月三が日は終わった。
 昨日、朝早く息子は茅ケ崎に戻り、我が家も日常生活に戻った。