こちらは聖徳太子が始めた最古の夏祭り、だそうですが大阪の夏祭りの幕開け、「愛染まつり」です。派手な「宝恵かご」で、最近盛り上がっています、というか多いに売出し中、という事です。混雑を避け朝一番でお参りしてきました。
「愛染さん」と親しみをこめて呼ばれるが正式には「愛染堂 勝鬘院」聖徳太子が建てた四天王寺の支院-施薬院であると説明書にあります。愛染さんですから本尊は愛染明王ですがこの寺にはもう一つ仏さんがおられます。
金堂の後ろにある多宝塔の本尊が「大日大勝金剛尊」、大日如来ですが、秀吉が戦勝祈願のため再建させた多宝塔堂内に、贅を尽くして造像させたもので、十二本の腕を持つ如来です。
一年に三日だけ、愛染まつりの期間のみ開帳され、堂内の壁画、柱画とともに重文、秘仏です。
仏像、壁画、柱画は四百年ほどの歴史があり、柱画は三年がかりで保存修復中との事でした。
暗いお堂の中で金色の光背に照らし出されたお顔は、端正で、やさしく、唇の真紅がなんとも艶めかしい如来さんです。
秘仏の割には管理はおおらかなようで、折りしも、開帳に合わせてボランティアの若者が堂内の清掃を行っていたが、重文の壁画や柱画の周りを、恐るゝ拭き掃除をしていた。
写真撮影も禁止なのかどうかよく分からない、というか無粋な禁止貼紙の類もなかったので、これ幸いと撮影させてもらいました。私もあと半年の無事をお祈りしてきた。
愛染さんから始まった大阪の夏祭も〆の住吉っさんまであとわずか。今日は天神さんですね。昨夜のような雷雨にならなければいいですけど。テレビの此方から参加します。
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