6月に入って義父の体調がおかしくなって嫁はんは毎日泊りに行っている。いろいろ受診しているのだが なかなか原因が掴めないでいる。義母が亡くなって8年余りを一人暮らしで過ごしてきた。これまで何の不調も訴えて来なかったし、むしろ65歳の娘(嫁はん)の体調を心配するスーパー高齢者、96歳だっただけに今回の急変ぶりにわれわれが戸惑っている。
そんな事もあって、我が家のベランダが無残なことになっている。例年のグリーンカーテンが設置できないでいる。義父の団地の外壁塗り替え工事があり、我が家と一緒にグリーンカーテンを造っていたのだが、今年は見送りとなった。我が家だけでもと、ゴーヤの苗を買いに行ったがすでに終わりという事だった。さらにプランターの古い土を入れ替えようと袋に詰め、処分する日を確かめようと市役所に電話すると、一般ごみでは扱えない、とつれない返事。有料の業者を紹介しましょうか、という事だったので見合わせた。
そういえば以前、マンションの前住者が置いていったコンクリートブロックの処分に困った事があった。不法投棄が社会問題化しているが処分に困った住民が、という事もあるのではないかと思った。
で、暫く何もないプランターを眺めるだけの日が続いたが、ある日、何もない所から草木が伸びはじめ、小さな白い花を咲かせ、濃い紫色の実らしき物が着きはじめた。以前長谷やんから貰ったフジバカマとは違うし、さっぱりわからない。我が家のベランダにはスズメ、ヒヨドリがよく来るし彼らが落した種かもしれない。
睡蓮鉢の「姫スイレン」は今年も元気よく可憐な花を咲かせてくれており、真夏の始まりまで楽しませてくれそうだし、その頃までには義父の調子も元に戻ってくれることを願っている。
連日の如く、国会議事堂前を埋め尽くす人の波、10日夜は、15,000人が集まったという。
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)がSNSなどで呼びかけ、自発的に集まった若者たちの行動である。目的は言わずと知れた安倍内閣が押し通そうとしている「戦争法案」を廃案にすることにある。最近は、新聞、テレビなどでも盛んに取り上げられ、「私も」と親子連れや仕事帰りのサラリーマンも参加し始めているという。東京のこの熱気が何故大阪にないのか?と気に病んでいたが来週の18日扇町公園で1万人の集会が呼びかけられた。一人でも多く参加し、大阪からも「戦争法案」反対の声を届けたいと思う。
同じ18日には作家の澤地さんら114人の著名人が「アベ政治を許さない」という主権者一人ひとりの抗議の意志をいっせいに示そうと午後1時きっかりに全国で写真のポスターを掲げようと呼びかけた。このポスターの文字は俳人の金子兜太氏の揮毫だそうだ。
安倍内閣は来週中には「戦争法案」の委員会通過を狙っている。何としても彼奴らの悪だくみを通させてはならない。
上の写真の「NO PASARAN」は、スペインでナチスの支援を受け内乱を起こしたフランコ将軍らのファシスト台頭に対抗して掲げたスローガン「(ファシスト)奴らを通すな」のことです。30数年前に労働組合の全国大会の成功のためのカンパニアで友人が、NOPASARANとプリントしたTシャツを販売することを考えつき、おおいに広めた事を思い出した。
そうです、安倍首相ら日本を戦争する国にしようとする者たちの悪だくみを通してはなりません。
前回のブログの続きになるが興味深い話を聞いたので調べてみた。沖縄県における新聞-地方紙の占有率である。昨日、大阪の高齢者運動団体の総会があり、閉会挨拶の中で「百田氏が言った沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない、という2紙-沖縄タイムス・琉球新報は沖縄全県の購読紙の8割を占めている」という話を聞いたからである。
2010年度の調査で少し古いが-地方紙比率・沖縄県が全国1位、96%を超えるという数字があった。(読売新聞広告ガイド、日本ABC教会調べ。)この2紙の県民への影響力は大きいと言えるが、その事が言いたいことの本筋ではなく、私が購読している「毎日」以外の大手紙がどう報道しているか気になって調べてみたのである。
義父は「読売」を購読している。まず26日付けの朝刊は「首相支持若手が勉強会」と3段抜きの見出しではあるが内容は、9月の総裁選挙を前に、安倍首相の進める安全保障政策や憲法改正論議について学び、首相支持の機運を高める狙いもある。作家の百田氏が憲法改正や安全保障法制整備の必要性などに関して講演した、とあっさりとした記事を載せている。
そして同日の夕刊では、2段抜きの見出しで「自民議員報道規制に言及」-マスコミを懲らしめる-広告収入を通じ圧力-という記事が初めて載った。
27日になって「社説」で「看過できない『報道規制』発言」と論評したがその内容は、「自らの主張と相いれない新聞やテレビ局に広告を出させない形で圧力をかけようとしている、と受け取られても仕方あるまい」と優しい。また、安倍首相や自民党幹部の一連の発言についても「今回の事態を問題視しているのだろう」と他人事のような発言を肯定している。
さらに百田氏の発言を利用して「辺野古移設は市街地の中心部にある普天間飛行場の固定化を避けるための実現可能な唯一の選択肢だ。「移設反対」を掲げる沖縄2紙の論調には疑問も多い」と的外れな論評である。あくまで「やや行き過ぎた」発言と捉えているのだ。
今回の「報道規制」発言や「新聞つぶせ」発言の根底には驕れる自民党の体質があることは間違いない。百田氏はその後、自身のツイッターで「私が本当につぶれて欲しいと思っているのは、朝日新聞と毎日新聞と東京新聞です」とあけすけに呟いている。百田氏から”下司の勘繰り„と云われるかも知れないが、百田氏の発言と読売の報道姿勢と沖縄県の地方紙独占の事実との奇妙なリンクが何ともいやらしい気がしてならない。
日刊スポーツが「安倍首相 謝罪する気は 永遠の0」と戯れている。 座布団5枚!
22日付け毎日のコラム「風知草」で-不戦国家の用心-と題して、安倍首相が今国会で「安保法制」の成立を目指していることについて、「政権が軍事国家を目指しているという断定は不当な極論である」と(野党などの過激な批判、論戦のことを指しているものと思う)書いた。同時に、安倍首相の野党の質問に正面から答えない答弁姿勢に苦言も呈しているが、「安保論戦がしばしば行き詰まり、国際情勢の急変を背景に決着を見た。」と、まるで最近の「安全保障環境が根本的に変容した」という安倍首相の言い訳を追認するような論調である。 「風知草」担当の山田孝男氏は毎日新聞政治部特別編集委員で2014年度、日本記者クラブ賞も受賞したベテランで、これまでにもユニークな政治家評論も書いている。しかし今回の「風知草」はどうも今までの論調とは違っているように思った。
コラムの最後には、「日本は70年間、不戦を貫いた。自国防衛の用心は怠らぬにせよ、国の基本は不戦にある。そういう国だと首相に言ってもらいたい。」と結んではいるのだが。
そんな思いでいた中、26日付けの「赤旗」に「戦争法案審議入り1ヶ月、首相会食、銀座・赤坂へ」という記事が載り、会食の相手の一覧表の中で、「24日-『朝日』『読売』『日経』などの各社編集委員、論説委員の中に『毎日』山田孝男特別編集委員の名前が挙がっていた。会食の中でどんな会話があったのかは明らかではない。が、きっと間の悪い会食ではなかったのではないか、とこれは同席していない私の感触だが。
そんな”ザワザワ„した気分の同じ日の「毎日」が「安倍首相に近い自民党の若手議員が百田氏(あの百田氏である)を招いた勉強会で、安全保障関連法案に対する国民の理解が広がらないのはマスコミの批判の所為だ」とばかりに攻撃し、挙句には「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい、経団連に働きかけて」との意見が出た事、また、講師の百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と普天間基地移転問題で政府に批判的な地元新聞を名指しで攻撃した、と報じていた。
百田氏は前NHK経営委員で推薦・任命したのは安倍首相である。いよいよ政権も末期症状が出てきた感がある。
「おごる自公は久しからず」、もちろん、自壊するはずもなく、追い詰めるのは広範な国民世論である、全マスコミもその一翼になって欲しい。
前のブログに書いた戦争法案に反対する「6・23府民集会」に参加してきた。開会15分前に到着したが参加人数が少なめな感じでちょっと心配した。
が、開会の6時半になると、続々と参加者が詰めかけてきて会場の後ろの方にも列が出来てきた。今回、退職者の会として参加しようと決めてきたので会の旗を掲げた。
労働組合や民主団体の大きな旗や幟が林立する中で長いポールの先に小さな我が会の旗がすっくと立ち、異彩を放っている。「小は大を凌ぐ!」という感じで何か誇らしかった。
会場には懐かしい顔もたくさん見え、さながら昔の青年部の同窓会の様でもある。そして、その人々が誰に言われた訳でもなく「これは危ない」と感じ、自らの意志で参加したと言っていた。何とも頼もしく、心強かった。
集会後、デモ行進に移ったがかなりの人が参加しており、私たちが隊列の最後尾という事もあって公園を出たのは8時前、目的地の公園に着いたのは、9時丁度だった。遅い時間だったが参加者の労をねぎらうため、いつものビアホールで乾杯したのはいうまでもない。
それにしても、連日新聞「赤旗」で報道される国会周辺のデモや抗議活動、各地で開催されている集会などに比べ大阪の集会は熱気というか、覇気がないように感じた、それは参加者ではなく、主催者側において、というのがビールを飲みながらの感想であった。
今朝、起きて新聞を見ると参加者は4000人を超えた、とあるが、当日参加した友人のメールでは「主催関係者の構えは1000人規模の集会だった」という話である。もしそうだったとしたら「構え」が低すぎるような感じもしたが、昔の仲間と会えた喜びと、わが会の旗の注目度の高さに少し自己満足した。 会期延長は安倍首相の自信の無さ、あせりの証拠、もっともっと広範な国民の声を集めて国会を延長したことを後悔させてやろうではないか!
追記
大阪らしい、と感じたのがデモ行進の掛け声、民主商工会グループが「憲法9条で商売繁盛!」と、えべっさんの掛け声でやっていてさすが!と思わせた。
昨夜遅く自公政権は、戦争法案成立のために国会を95日間延長することを決めた。維新を含めた5野党の反対を押し切ってのことだ。
安倍首相はアメリカ・オバマ大統領に約束した手前、何としてもこの法案を成立させたいと、形振り構わず、という風に見えるが、しっかりと計算している風にも見える。
大幅な会期延長で「いくら反対してもどうせ成立させてしまうのでは」との厭世気分を野党間に起こさせようという狙い、それ以上に姑息なのが、9月27日までの会期延長の中に自民党総裁選挙を入れ込んでいることだ。
つまり、国家の大事の時に、総裁選なんかやる場合か、と無投票で再選を決めてしまおうという算段ではないか、という、ただしこれは、私の考えではなく、NHKの記者の解説である。
戦後最大の延長幅(参議院で否決されても衆議院での再議決に必要な期間)と云い、維新の党との修正協議(単独採決を避けるため)に期待を寄せるとか、とにかく国会内の力関係だけで、この国の重要な法案を決めてしまおうという姿勢だ。そこには、国民の意見など、いや国民そのものを見ようとしない異常な政治家の姿が見える。そして、その後ろには60年安保改定を成立させた祖父の岸首相が覆い被さっているのが見える。
ならば、これほどまでに国民の声を無視する安倍首相に目に物見せてやろうではないか。長期の会期延長は安倍首相のあせりの表れでもある。まずは本日の集会で国民の声を轟かせようではないか!
「ドラキュラが亡くなった」!えっ、ドラキュラって不死身ではなかったか?
ドラキュラ役で有名な俳優「クリストファー・リー」が亡くなったというニュースだが。とにかくドラキュラといえば、彼の名と演技が思い出される。イギリスの「ハマーフイルムプロダクション」という映画会社は怪奇映画、今流に云えばホラー映画専門の制作会社だったが、そこの専属俳優?としてピーターカッシングと共に、一時代を画した名優である。
と云っても、過去の俳優ではなく、90才をこえても現役を貫き、記憶に残る映画としては「スターウォーズ」や「ロードオブリング」で重厚な役どころを演じていて、懐かしくも、嬉しかった。
彼のことで当時、強く印象に残っているのは写真のポスターの如く、美女に襲いかかる場面のドラキュラの赤く血走った眼を表現する為、「芥子の実」を両目に入れ、充血させて撮影に臨んだという事だ。昔の映画専門誌「スクリーン」だったか何かで読んだ覚えがあるのだが真偽のほどは知らない。しかし俳優のプロ根性というものを強烈に感じ、今なお覚えている。
93歳没。