昨夜遅く自公政権は、戦争法案成立のために国会を95日間延長することを決めた。維新を含めた5野党の反対を押し切ってのことだ。
安倍首相はアメリカ・オバマ大統領に約束した手前、何としてもこの法案を成立させたいと、形振り構わず、という風に見えるが、しっかりと計算している風にも見える。
大幅な会期延長で「いくら反対してもどうせ成立させてしまうのでは」との厭世気分を野党間に起こさせようという狙い、それ以上に姑息なのが、9月27日までの会期延長の中に自民党総裁選挙を入れ込んでいることだ。
つまり、国家の大事の時に、総裁選なんかやる場合か、と無投票で再選を決めてしまおうという算段ではないか、という、ただしこれは、私の考えではなく、NHKの記者の解説である。
戦後最大の延長幅(参議院で否決されても衆議院での再議決に必要な期間)と云い、維新の党との修正協議(単独採決を避けるため)に期待を寄せるとか、とにかく国会内の力関係だけで、この国の重要な法案を決めてしまおうという姿勢だ。そこには、国民の意見など、いや国民そのものを見ようとしない異常な政治家の姿が見える。そして、その後ろには60年安保改定を成立させた祖父の岸首相が覆い被さっているのが見える。
ならば、これほどまでに国民の声を無視する安倍首相に目に物見せてやろうではないか。長期の会期延長は安倍首相のあせりの表れでもある。まずは本日の集会で国民の声を轟かせようではないか!
厭世気分にさせようと狙っているという分析はそのとおりだと思います。
返信削除しかし、見かけの多数というものの、昔からの保守の支持層や創価学会の婦人層には拒否反応が広がり始めているのではないでしょうか。
朝日新聞6月20日21日の世論調査では内閣支持率が39%まで低下しています。
やはり、今夜の集会は大事ですね。