2012年3月1日木曜日

 今日から弥生、三月です。 嫁はんの脚予報(雨の前には膝が痛くなるらしい)では「昼から雨やで」と言っていたが、曇り空の中にも「お陽~さん」が差し込んで幾分暖かさもあり、結構な日和になった。
 今日1日から東大寺二月堂の「修二会」の本行が始まる。昨年は「今年こそ達陀帽戴かせ」に行くぞ、と決心していたのだが東日本大震災の報道に全ての衆目が奪われて、私も行く機会を失ってしまった。
 「達陀帽戴かせ」という奇妙な行事の事を知ったのは、友の話からで、満行の朝、籠りの僧が被っていた帽子を子供の頭に載せ、無病息災を願うものであるという事を聞いた。
 同時に、「だったん帽子」という言葉の響きにも、強い想いがあった。それは、中学校時代だったと思うが、音楽の先生が当時珍しかったステレオを聞かせてくれて、リカルド・サントス楽団のレコードやらを目を輝かせて(レコードを聴くのにおかしな表現だが)聴いたものだった。そんな中に「韃靼人の踊り」という曲があり、ダッタン人て、どんな人達なんだろうと、えらく興味を覚えたことがあった。
 何十年もたって、「修二会」の行事の中に「だったん」の名を聞き、漢字は違うが私はきっと関連があると思っている。
 今年で1261回目の不思議な行事、今年こそ「帽子」を「いただかせ」てもらいに行こう。

2 件のコメント:

  1. !私も長い間「韃靼帽」だと思い込んでいました。
     しかし、どう見ても遊牧民の帽子ではありませんね。
     ゾロアスター教起源説なども楽しいですね。

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  2. !今年行くの???
     それは孫の頭に戴いたらどう。
     そのときを夢見て楽しみはとっておいたら?
     この頃「お水取り」もメジャーになって、ちょっとだけ意欲が減退しています。

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