退職者の会、恒例の「少しハイキングとちょこっと酒蔵巡り」で、古市の里の史跡めぐりと河内ワイン蔵見学に行った。
羽曳野の駒ヶ谷付近は昔からブドウ栽培が盛んな処で昭和初期には生産高日本一にもなったがその頃、室戸台風の直撃にあい、ブドウ棚は大被害を受けた。これを契機に農業振興策としてワインづくりを提唱し実践したのが「河内ワイン」の創始者、金銅氏だという。
当日、ワイン蔵の案内とワインのミニセミナーを開いてくれたのがその創始者の3代目の奥さん、3代目の御主人が働き盛りで亡くなられ、その後、必死でワインを勉強し、ソムリエの資格も取られたとか、さらに凄いのが本場フランスをはじめ、世界各地のワイナリーをめぐり、日本の羽曳野の地に適したブドウ栽培の方法や、樽の材質にも工夫を凝らすなど、今やっと、認められてきたところだと、サラっとおっしゃる。
今は息子さんが代表をつとめ、彼女は専務として支えながら、日仏交流で毎年パリで、「フランス語による落語」を披露しに行っているとか、さすが、河内おんなのがんばりを見た思いがした。
そうそう、試飲した河内ワイン、正直言って、驚いた。今まで飲んだ、どのワインにも無い(恥ずかしいくらいのワイン歴しかないが、) 独特の香りがした。重く、どっしりとした、例えて言うなら「古武士」のような、醤油顔のワインという感じがした。(間違っているかも知れまへん、あくまで私個人の感想ですのであしからず。)
現在は「㈱河内ワイン」というのですね。
返信削除私は、このブログを読むまで、あのへんこつ親父の「金徳屋」(こんとくや)のワインを長い間見なくなったもので、「金徳屋ワイン」は残念ながら廃業してしまったに違いない・・と思い込んでいました。
そうですか。「金徳屋」が「㈱河内ワイン」になっていたのですか。