2011年11月11日金曜日

 かって「大阪が変われば日本が変わる」を合言葉に、大阪府民は「黒田革新府政」を誕生させた。今、その大阪が、ある一人の人物によって、独裁政治の拠点にされようとしている。
 「政治は独裁」、「教育は強制」、「文化は不用」と言ってはばからない人物とその手下どもに、この大阪を「いい様に」させてはならんと思う。
 今晩、黒田革新府政を誕生させた当時の先輩や仲間が集まった。革新府政の灯が消えて30数年、大阪の経済、文化の衰退と自らの後半生は軌を一にする。老いた体に今一度鞭を入れ、将来世代の為にがんばろうと誓い合った。
 友人がいいキャッチコピーを考えてくれた。
 「梅田行きの切符を買って、安全、安心、優しさの大阪へ」
 いいではないか!多いに広めていこう!

2 件のコメント:

  1. 「維新」の経済政策は、言葉だけは過激ですが、古びたベイエリア開発政策の焼き直しとカジノしかなく時代遅れの失敗作であるのは明らかです。
     中小企業対策と雇用政策で穏やかな地域経済と福祉を高める梅田章二氏の政策こそが「変化」「改革」の姿でしょう。
     「大阪の文化」ということで言えば、1973年に大阪府に「文化振興室」が設置され司馬遼太郎氏が「非常にふしぎな部署が行政の府にできて、これはたいへん大胆不敵」と言ったということがありました。
     当時の人々はこれを「維新」などという表現ではなく「ルネサンス」と呼びました。
     ほんとうの「変化」や「改革」というのはこういうものでなければなりません。
     「維新」の政策には文化の香りがしてきません。

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  2. 維新の政策は「無駄(福祉や文化や公務員)を削って大型公共工事を行い景気を回復」という見事に時代遅れの破綻済みの政策ですが、これが一定の支持を得ている理由は、庶民レベルではバブル経済の正しい理解とバブル崩壊後のアメリカや世界経済の正しい理解ができておらず、今でも「アメリカのちょっとした失策でバブルがはじけただけで、品性下劣であっても力があって積極的な政策をしてくれる指導者が出てくればバブル期のような景気が再現される」との考えが残っているからでしょう。
     メディア特にテレビの劣化が著しく、庶民は上っ面だけの情報を断片的に知らされるだけで世界経済や国際政治の現実を考えることができないようにさせられています。
     私はこういう状況をリアルに見れば、「反独裁」のスローガンだけでは成功しないと思います。雇用不安の労働者が往々にして団結よりも裏切りを選択するように、全国最悪の生活危機下の意識には「濁」であっても「今を変えて欲しい」という感情が勝ることも少なくないでしょう。積極政策を語る必要性を強く感じています。

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