リクエストにお応えして「愛染まつりPart2」を。確かに境内には5年前に比べさらに高さを増したような「愛染かつら」の樹がありました。咲き始めの凌霄花(のうぜんかずら)の橙色の花が巨樹に絡むように咲いていました。
境内には、花~も嵐も~と愛染かつらの歌が流れていますが本家の愛染かつらの木は長野県別所温泉の北向き観音にあるそうです。狭い境内には「腰痛封じの石」とか「哲学の石」とかいろんなモノがあり、私などは「愛染さんだけでええのに」と思うのだが。
それに比べてすぐ隣の「大江神社」はひっそり静かな佇まいでタイガースフアンにはお馴染みの「狛虎」がいる神社でもある。今年はチーム不振のあおりかお供えも少なく寂しい感じである。
神社横の階段は、上町台地特有の急な石段で百一段あり「百歳(ももとせ)の階段」と呼ばれている。
そういえばこの近所の清水寺(京都の清水寺の音羽の滝と同じ滝がある)の辺りに「浮瀬亭」と呼ばれた浪花随一の料亭があって芭蕉や蕪村、十返舎一九など文人が集い、句会を開いたりしたそうである。
この料亭の名物が七合五勺入る大きなアワビの片貝の貝殻で作った盃があったそうだ。この盃を「浮かぶ瀬」と呼びそれが料亭の名前にもなったという事だ。
私の愛読書「上方」にも詳しく記載されており、写真の「摂津名所図会」にも載っている。上方文化を支えた地でもあったのだろう。
筆が躍動していますね。
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