とりわけ「お維新」は、わたなべ候補の追い落としのために、ついこの前まで大阪都構想反対であった自民党堺市議の女性市議を「お維新」二人目の候補としてぶつけてきた。選挙中は官邸サイドの差し金とか、もう一人の「お維新」候補との不仲を演出したりという高等戦術でまんまと二議席目を獲得してしまった。
ホンマにがっかりや、大阪なんて嫌いや、という声も聞こえてくるようだ。でもここで大阪の人間が諦めたら、それこそ彼らの思うツボではないかと思う。
私が悲観的になったり、やけっぱちになったりした時、引っ張り出す新聞記事がある。2006年の教育基本法の改悪に際し、詩人の辻井喬氏が『いま一番の危険は我々が絶望する事』として「僕は憲法をめぐる状況も含めて、全然、悲観していないんです。彼らは、どっかで必ずへまをやりますから。小泉前首相が総選挙で大勝したのも、政治を変えてほしい人が多かったからですね。見事にだまされた訳ですが、そういうことは、そんなに長くは続かないものです。」と語っている。
大阪府知事だった黒田さんは3期目の選挙で敗れた時、「この世にも勝利にまさる偉大なる敗北ありと悔ゆることなし」と詠まれたが、この意気に感じようではないか!と自らの気持ちを奮い立たせてはいるが,まだもう少し時間が欲しい、という気持ちもないではない。
で、その「お維新」が維新スピリッツを全国に広げるとして「おおさか維新」の名前を昔の「日本維新の会」に戻すようだ。余談だが阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」は最初は「大阪タイガースの歌」(作曲:古関裕而・作詞:佐藤惣之助)というタイトルだったが球団名変更に伴い、「六甲颪(おろし)」に替えられて今の不甲斐ない状態に至っている。ちょっとスッキリしましたか?関係ないか!
引かれ者の小唄ではありませんが、私はあまりがっかりしていません。
返信削除あえてがっかりしていることを言えば、正月以来「メッセージの伝え方」について提起していたのですが、その話をしてみようという仲間が少なかったことです。
「楽しい話(経験)を交流しよう」・・そこから反撃が始まるように思っています。
返信削除東京都知事選挙が面白そうです。日本の人口の1割以上が暮らす首都が変われば、日本の政治の右翼的な流れは変わると思います。
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