NHKの国会中継は与党や維新の政権ヨイショ場面が多い審議初日の中継ばかりなのでインターネットの「衆議院・参議院インターネット審議中継」をよく見る。
そんな中継画面で最近気になることがある。一般新聞も時々批判的に描いているが安倍首相の答弁姿勢が、あまりに幼稚で、あまりに乱暴で、そして自分勝手であるということだ。
その最たるものが、答弁の際に常套句の様に使う、「ヤジは止めてくださいよ」という発言だ。
質問に真面目に応えようとせず、関係ない事を延々と並べているくせに、質問者が「関係ない!」と糺すと待ってましたとばかりに「ヤジは止めてください!」「貴重な(審議)時間が(ヤジで)無駄になる!」「真面目に答弁しようとしてるのに!」と閣僚席での自分のヤジは棚に上げて論う。
挙句には中継テレビに向かって「国民の皆さん、(野党は)こうやってね、私が答弁しようとするとヤジで妨害するんですよ」と哀れっぽい顔で訴える始末だ。
私はこの安倍首相の態度に哀れみすら感じる。
「国民の皆さん、、、」と訴えているテレビカメラの後ろには、安倍一強に胡坐をかき、国家行政を私物化する安倍政権を冷ややかに見、徐々に離れていっている国民がいることが見えず、裸の王様になりつつある自分がわからないのだろう。
かって佐藤栄作首相が退任の記者会見で「僕は偏向的な新聞は大嫌いなんだ!テレビだけに話す」と言って新聞(社)を締め出し、空っぽの会見場でNHKテレビカメラに向かって孤独に退任の弁を述べるという事があった。
この時、内閣記者会は毅然と会場を出て、夕刊に「突如激高・記者ゼロ」と批判記事を書いた。
果たして今のマスコミにそれだけの気概があるだろうか、読売新聞のように前事務次官の個人攻撃的なリーク記事を載せるところもある。
ここは腰の引けたマスコミの背中をドンと押す国民の声を届けようではないか!野党の質問(声)は国民の声である事を安倍独裁政権に知らしめよう!
5月は記事が1本だけでしたが6月は好調のすべり出しですね。
返信削除近頃安倍首相がさかんに言う「印象操作」は野党でなく官邸の専売特許です。
根拠なしの「その指摘は当たらない」という答は、中学校の算数や国語のテストでも落第点でしょう。「ここはこうだからこうなる」というロジックがありません。
このやり方の先生は「大阪の橋下」でしょう。それだけに大阪の人間が大きく声を上げる必要があるように思います。