2016年12月12日月曜日

歳を重ねる年の暮れ

    今日、大阪市内で用事を済ませての帰り道、地下鉄梅田駅から電車に乗ったのだが、夕方のラッシュ前にも拘らず生憎と座席は埋まっていた。
    特に疲れていた訳でもないので新大阪駅で降りそうな出張帰りのサラリーマン風の男性の前に立った。するとその隣の青年がスッと立ち「どうぞ」と言ってくれた。「えっ」と一瞬思ったものの素直に「ありがとう」と礼を言って座った。
 譲ってくれた青年はドア付近に立ち次の駅でも降りなかったから降りるついでに席を譲ってくれた訳ではないことが判り、心の中でもう一度「ありがとう」と言った。
 実はこの夏の初めごろから電車の中で席を譲られることが2~3回あった。以前ブログにも書いたが人生初めての「席譲られ体験」は、初海外旅行の台湾でのことであった。今よりもまだ少し白髪の頭髪も残っていたし、アゴ髭も白かった所為かもしれないと思っていた。
 しかし最近は頭髪の退行も進み、おしゃれアイテムと称し、常時キャップを被っており白いあご髭だけの外見だけではお年寄りとは判断できないはず、と思っていた。
 となると私の目つきが余程「座りたそ~」だったのか、余程疲れているように見えたのか、などと思いながら暖かい車内でウトウトして気が付くとその青年はもう居なかった。もう一度心の中で「ありがとう」と言った。
 こんな事を経験しながら歳を取っていくのだろう。

    席譲られ マフラー外し 素直に着く

2 件のコメント:

  1.  若い頃のひげ親父さんしか記憶にありませんので、「ひげ親父さんが電車で席を譲られる」光景はあまり想像できません。私の移動は、ほとんど車か徒歩ですので、未だに席を譲られた体験はありません。席を譲られた際、ひげ親父さんの様に素直に「ありがとう」と言えるか思えるか?大変参考になるブログ(意見)でした。

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  2.  年齢以上にオールドファッションを好まれるからではないですか。
     私は抵抗して「若づくり」に努力しています。
     なので、席を譲られたときにも「ええ!私が」と当初は驚いたものですが、今では素直に「ありがとう」です。
     でも、やはり「年寄り」オーラはなるべく消すように努力したいものです。

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