2013年5月27日月曜日

ちゃっきり娘って、だぁ~れ

  退職者の会の横のつながりで「宇治の茶摘みツアー」に行ってきた。以前、信楽の窯元見学のついでに訪れた朝宮町の茶園でも聞かされた話だが、日本茶を代表する「宇治茶」は日本国内産のお茶の葉の約2%しか生産されていない。宇治茶と名乗っているが多くは滋賀や三重県から仕入れているとの事だった。昨日見学した茶園のご主人の話でも、シーズンには毎朝、鹿児島から「宇治茶」の看板を付けた大型トラックがお茶の葉を運んで来たのだそうだ。(これって産地偽装?最近は三重、滋賀県などからのお茶は宇治茶と名乗ってよいことになったそうだが)
 見学したこの茶園も家族だけの小さな規模の茶園だった。茶摘みのシーズンはほぼ終盤だったが、我々の為に一部摘みとる場所を残して頂いていたとの事で早速、茶摘みに精を出したが、手よりも口の方が達者な高齢者ばかり、お茶のうんちく話や、ダジャレの連発で演芸場のような賑やかさ。この写真に写っているのは同じバスに乗り合わせた若い女性3人組が茶摘み娘に変身(有料です)して茶畑に現れたところです。
早速、誰かが「ちゃっきり、ちゃっきり、ちゃっきり娘が、飛びぃ~出ぁ~しぃ~た~」と茶々を入れる。分かる人には分かる往年の女性漫才トリオの出囃子ソングなのだが、娘さんたちはキョトンとしたまま、何ともお恥ずかしい。
 茶摘みを終え、持参したホカ弁を食べながら一番茶、二番茶を頂いた。ぬるま湯で入れることにより、香りだけでなく、ビタミンCが壊されず、タンニンの出を抑える、という「お茶の入れ方」は皆さんご存知ですね。帰路は茶園からの道をミニ森林浴をしながら宇治まで歩いた。道中、私は茶園で貰った蒸されただけの茶葉を噛みながら歩いたが少し疲れた体には甘い物より心地よかった。

4 件のコメント:

  1.  口ばっかり?達者なOB連中が「お茶のうんちく話」を戦わせたと言うのですから当然話題になったことでしょうが、限られた地図記号の中で「畑」以外に「桑畑」と「茶畑」だけが別建てになっていることは人文地理や歴史の楽しいテーマです。
     そして、その「茶畑」の「∴」記号は国土地理院は「茶の実の横断面」と説明していますが、茶の葉ならいざ知らずどうして実なのかという決定的な大疑問があります。
     宇治の「三星園上林三入茶舗」の商標~お茶摘み道中説に説得力があるように私は思います。

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  2.  地図記号で別建てになっている理由(答)=文部省唱歌「茶摘」第2番後段「摘めよ摘め摘め 摘まねばならぬ 摘まにゃ日本の茶にならぬ」

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  3.  1件目のコメント、誤「お茶摘み道中」→正「お茶壺道中」

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  4. 長谷やんもご存知のH氏のうん蓄話の内容は、宇治の語源に関するもので「菟道稚郎子命(うじのわきのいらつこのみこと)」に関するものでした。参加者一同、「へぇ~」で終わりました。

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