この温泉は川をはさんで木造三階建ての風情ある旅館をはじめ20数軒の旅館が並び、雰囲気は城崎温泉の様だが真ん中を流れる川はかなり高低差があり、川面から河鹿の鳴き声も聞こえ山間の温泉という印象が強い。
我々が泊った「いとうや」は家族で経営する小さな旅籠、という感じ。しかし出てきた夕食は山菜中心の見事な料理だった。中でも「根曲がり筍」は格別に旨かった。(一人2本しかなく残念)夕食後、川に架かる沢山の小さな橋の上で夕涼み、結構宿泊客も多い。最後の夜という事でしゃべり疲れて11時過ぎには床についた。豊かな川の流れがいつまでも聞こえた。
翌朝、6時前に目が覚め宿の内風呂へ、昨晩は川沿いに2軒ある共同浴場に入ったが、泉質は硫黄泉で、加熱、加水せずの「源泉かけ流し」のお湯だそうだ。
朝食も手抜きなしの見事なもの、山菜のお浸しが旨い。女性たちは「体重計にのるのがコワい」と言いつつ、しっかりいただいた。8時過ぎ女将さんの運転で「大石田駅」まで送ってもらい山形新幹線で「米沢」へ。ごく普通のローカル駅に新幹線「つばさ」が入ってくる。ちょっと不思議な感じがした。
米沢駅には予約したジャンボタクシーがお出迎え、短い時間の市内観光と「米沢牛」の昼食が待っている。
タクシーに乗り込むと昨日までの晴天がウソのように雨と風が、ツキもこれまでか?最初に立ち寄ったのは酒蔵「小嶋総本店」関西ではあまり馴染みがない「東光」が看板酒らしい。
「係が不在ですみません」と、音声ガイドによる蔵見学だったが、その代わり、利き酒はどれもたっぷり頂いた。それぞれお土産の酒も買い、蔵を出ると小雨に、やはりツイている。
さて、いよいよラストの上杉家廟所へ。雨に洗われた木立が清々しい。上杉の殿さんで有名なのはやはり「上杉鷹山」だろう。かのケネディ大統領が、日本の政治家で尊敬する人物の一番に挙げたのが「鷹山」で、質問した日本人記者が「鷹山?」と言った話は有名。また「なせば成る、為さねば成らぬ、、、」の格言も有名だ。案内してくれた年配のボランティアガイドさんは「今の日本に必要な話では」と締めくくった。
-おしまい-
仙台では牛タン、山形では米沢牛、御馳走さんでした。 前を通るとセンサーがはたらき「モ―」と啼く。 |
!旅行記もよろしいが写真が素晴らしい。旅情が溢れております。
返信削除わくわくしました、近い将来参加します。リハビリ中です。
返信削除みんな待ってますよ!来年は滋賀県-長浜の予定です。
返信削除長浜行けるかな?
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