豊中の岡町に「東光院」というお寺があります。萩の寺として有名ですが、この寺にブームになっている「伊藤若冲」の鶏の畫があると云う事で、自転車で行った。
寺の案内書には天平年間に行基菩薩により創建された、とある。行基が今の大阪の中津辺りで、火葬の方法を伝授した際、死者の霊を慰めるため、淀川水系に群生していた、萩を供花として霊前に捧げた事が寺の萩の植栽の起源だと云う事らしい。
当日は「萩まつり道了祭」を開催中、という事で結構参拝者も来られていた。
さて、お目当ての「若冲の畫」だが寺務所に聞いても要領を得ない、「寺の奥に収ってあって、私も観た事がない」とベテランらしいおばさんが言う、案内書にも寺宝の仏像や書画の事は載っているが「若冲の畫」の事は触れられていない。
釈然としない気持ちで寺を後にしたが、どうも納得がいかない、
ただ、若冲は近年、といっても、ごく最近(1960年代)にアメリカのコレクターが注目し、再評価がなされた画家である。寺宝と認識されていないのか、と思うがブームといっていいほどの画家でもあるし、本当にあるのだったら公開してほしいと思うのだが。
若冲の大作を承天閣美術館で観て感動したことがありますが、それにしても東光院の対応は不思議ですね。まあ、写真では綺麗なお寺のようですから、いいサイクリングだったと考えましょうか?
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