沖縄旅行記 ④
昼食をはさんで、ひめゆりの塔の見学と午後からは平和記念公園と琉球王朝の遺跡巡りに向かう。ここからがバスガイド「崎原真弓」さんの独壇場となる。中山さん曰く「このガイドさんはスーパーガイドと呼ばれているのよ」という事だったが、まさにウルトラ・スーパー・ガイドだった。 ひめゆりの塔の前では沖縄戦の悲惨な実態を切々と語り、涙なくしては聞けない。
平和記念公園は、沖縄戦で亡くなった全戦没者(米軍関係者も含む)20万人の墓名碑(平和の礎と呼ぶ。)が建ち並ぶ。その大きさは本土のこの種の施設のスケールをはるかに超えている。
帰路の車中はスーパーガイド崎原さんの「真弓ワールド」が始まる。ガイドさんが独自に考え出した「一人何役」にも扮した超有名なガイドだった。
この写真には写ってないが狭い車中のそのガイド席で、突く、蹴るの琉球空手の演武で度肝を抜かれた。最後は沖縄の「おばぁー」になりきり語る沖縄戦の悲惨な話だ。
乳飲み子を抱いた母親が避難したガマの中で兵隊に、わが子の泣き声を咎められ、わが胸に強く抱きしめ、あやすつもりがいつしか力が入り過ぎ、気がつけば息絶えていたという。車中は、いつしか迫真の語りに引き込まれ声もない。
崎原さんは唄もつくり、CDも出し、平和団体や、経営者団体からの講演依頼に全国を飛び回っておられるとか、「崎原真弓」で検索すると一発でヒットするぐらい有名人でした。なぜ、10人足らずのツアーに就いていただけたのか今もって不思議だ。
いい旅行記を読ませていただきありがとうございました。
返信削除御苦労様でしt。
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