2013年11月16日土曜日

最近、気になること

 昔、「ポストの数ほど保育所を!」という運動があったが最近目につくのはポストの数以上のコンビニ店舗数の多さである。大阪市内では、交差点の角々に、通りに面しては軒を並べて、という活況である。そして、気になるというか、大いに迷惑しているのがそのコンビニの前でたむろする喫煙者の群れである。
 ポストの数ほど(いや、それ以上の)あるコンビニだから、通りを歩くと嫌でも煙と臭いが襲ってくる。一体いつからコンビニの前は喫煙場所になったのか。職場の禁煙化が定着しだし、「吸うなら施設外で」と追い出され、街に溢れだした喫煙者がコンビニの店の前の灰皿スタンドに「これ幸い」と一人、二人と集まりだしたのであろう。コンビニ側の言い分は(訊きに行った訳ではないが)「店の前を喫煙場所にしたつもりはありません」「店内での喫煙を禁止に」するため、かつ、「周辺への吸い殻のポイ捨てを防ぐ」ためということらしい。しかし、コンビニはタバコを売っている。店側の意図とは関係なく、タバコを買った客が禁煙の職場に戻る前に一服することぐらい、わかっているはずだ。「吸殻はきれいに始末していただくように灰皿も置いて気を付けています」と、優等生の答えが返ってきそうだが、問題は、大量に吐き出される煙と、体にまとわりつく臭いである。通りを歩くと数十メートルおきに、これが襲ってくる。
 これから冬に向かって中国からPM2・5がやってくる。最近の研究では、ガンをはじめいろんな病気を引き起こすらしい、タバコの煙ぐらい、という声も聞こえてきそうだが、環境と健康を害していることに変わりはない。「外だからイイじゃないの」ということにはならないのである。「コンビニさん、何とかしてよ!」と一人怒っている今日この頃である。
 ついでに面白い写真を見つけたので貼っておきます。コンビニにはこんなお客も来るらしい。アイスをかじる要人と、周りのSPの比較が面白い、本当におかしい人や。

2 件のコメント:

  1.  ひげ親父さんのこの記事を読んでいて、ふと喫煙と原発の共通性に思い至りました。
     どちらも健康にも環境にも悪いと分かっていながら止められないのです。ただし「止められない、止めようとしない」主体は、喫煙は個人であり、原発は国家です。
     喫煙が叫ばれながら長く実現しなかったのに、近年喫煙が一気に激減したのは、やはり禁煙を求める世論の高まりだったのではないでしょうか。迂遠なようにも思えますが、やはり世論が社会を変えるという王道を信じたいと思います。

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  2.  ひげ親父さんとは棲息範囲が異なるからでしょうか、「そやそや」と共鳴する以前に、「へ~、都会ではそう感じるんや」といった印象です。
     喫煙は明らかに依存症なのですから、医師が患者に接するように説いて指導してあげてください。

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