2013年9月23日月曜日

まぜていらん!!

子供の頃に使っていた「まぜて~」という言葉を思い出した。遊びの場で自分から言う場合に使う。相手が使う場合は「まぜたる」と言う。ビー玉や缶蹴りなど仲間たちが遊んでいるところに途中から参加したいとき、一応ことわりを入れる際に「まぜて~」と使う。言われた方は、たいがい「ええで~」と応えてくれるが、たまたまケンカしている相手がいる場合などは、「まぜたらヘン!」と拒否され、寂しく家に帰る事になるが、誰かの執り成しで「まぜて」もらえることになる。
 今日、堺の市長選挙の応援で「堺はひとつ市民のマーチ」という集会があり、友達のオジサンらと参加してきた。呼びかけには「みんなで御陵を大行進!!」とあり、集会の後、何故か仁徳陵の外周を行進することになっている。趣旨はともかく、会場には子供連れの若いお母さんやおじさん、おばさん、若い元気な若者たち、が炎天下にもかかわらず大勢集まった。集会では市長と市長の長年のお知り合い、という事で桂南光さんが挨拶をした。合い言葉は「堺はひとつ」である。
 相手候補を応援する橋下・維新の会は「大阪都構想に参加しない堺市は取り残される」と脅している。友のブログにもあったが、もともと堺は「自由と自治のまち」独立の町であった。「もの
のはじまりなんでも堺、三味や小唄もみな堺」と唄われてきた。そんな堺は埋立地に大企業を誘致し、関西経済のけん引役を果たしてきたが、大企業の身勝手な撤退により一転、苦しい台所をやりくりすることに、しかし、市のきめ細かい政策で徐々に回復し、政令指定都市にもなった。とまぁ~この辺は私の独断ではあるが、市の財政が健全化してきたことは間違いないだろう。
 そんな堺に 「まぜたる」から「堺の税収の3割をヨコセ!」と橋下・維新の会は言ってきているのである。大阪府知事は「堺市も一緒になって元気な大阪にしよう!」、「堺の仁徳陵を世界遺産にするため、イルミネーションで飾りましょう」とノタマわっているのである。誰が悲しくて、そんな大阪都に合併されなきゃいかんのか、と怒っているのである。「まぜていらん!」と多くの堺市民は思っているのである。

1 件のコメント:

  1.  この選挙は、非常に幅の広い市民運動型であることが特徴です。「I ♡ SAKAI」「堺はひとつ(堺がなくなり2~3の区になること)」という合言葉が強い吸引力を持つのは、堺市民の歴史と文化に対する誇り、自信、郷土愛の強さです。維新の代表はこれを読み違えて、慌てて「堺はなくならない」と言いまわっています。都構想の根拠の大都市地域特別区設置法では市の廃止が明記されているのにです。彼の虚言はこれまでも嫌というほど乱発されてきましたが、この市長選挙では公にレッドカードが言い渡されるでしょう。

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