2019年7月10日水曜日

蓮の花となれ!

 
 参議院選挙が始まり、テレビで政見放送が放映されているが自民党は安倍総裁と三原じゅん子女性局長の対談形式で流されているがその内容は安倍首相を天にも持ち上げるヨイショだらけの内容だった。

三原議員「総理、いま国際情勢
  は、米中貿易摩擦、北朝鮮情勢、英国のEU離脱問題、緊迫する
 中東情勢など、激動のなかにあります。こうしたなかでG20大阪
 サミットの議長を務められました。手応えはどうでしたか?」

安倍首相「貿易で生まれた富がすべての人に行きわたるルールをつ
  くることが大切。この点は、私はトランプ大統領にはっきり、
 申し上げているんです」と胸を張ったがアメリカの保護主義には
 触れず「トランプ大統領にも物が言える」んだ、と言わんばか
 りに述べた。
 
 そしてトランプ仲良し自慢のあとは、改元を安倍首相の手柄とPRし政治利用し、そして話は、ようやく国民の生活に直結する年金問題へ移るのだが、三原議員はこのように話題を誘導した。
 
 「一部の野党は、高齢者のみなさんにとって大切な年金を政争の具にし、具体的な政策も示さないまま、ただただ不安を煽るだけの議論に終始していることは、大変残念に思っています。日ごろは与党の揚げ足取り、政策の議論を重ねないまま、選挙目当てで、人気取りだけで、実現できるかも怪しいような政策を言い始める。所属政党はコロコロ変わり、対案なしで何でも反対、こんな野党には、絶対に、負けるわけにはいかない心からそう思います」と話題に
なった安倍内閣不信任案の反対討論に立った三原議員の演説を政見放送で“再現”してみせただけである。

 三原議員は大臣ポストが欲しくて過激な演説に及んだ、という噂もある。お互いの本心は知らないが、白いスーツに身を包み異様なまでに首相礼賛を繰り返す三原議員に対し、目じりを下げ、だらしなく緩んだ頬を震わせヨイショに乗っかる安倍首相には不快感すら覚えた。


 こんな政見放送を見ていて「フーテンの寅さん」の主題歌「男はつらいよ」の歌詞の一説を思い浮かべた。

  ドブに落ちても根のある奴は 
     いつかは蓮(はちす)の花と咲く
というのがある。

 どんな境遇に遭おうとも心根の良い人はきれいな蓮のように花も実もある人生を送るだろう、という意味だと理解している。

 三原議員は行く先々の街頭演説で「恥を知れ!」と国会での反対演説の「野党は恥を知りなさい!」の台詞を逆手に取った猛烈なヤジにさらされているらしい、いくら真っ白なスーツを着てもその心根の卑しさは隠せないのだろう。
 
  ここは色は黒いが心の真っ白な辰巳コータローに再度、蓮(はちす)の花を咲かせてほしい。

ベランダの姫睡蓮、今年は二つ同時に咲きました

1 件のコメント:

  1.  言葉がいくら断言的であっても中身が空虚な感じがしますね。
     「この人たちの言葉は信用できない」と見抜けるのが大人の感覚だと思います。
     真実味のない「公約」を分析してもせんない気もします。
     彼や彼女が何を言っているかより何をしてきたかが大切な観点です。
     そして、人柄を見ることです。
     「人柄を見抜くことはむつかしい」などと言っていると特殊詐欺にひっかかってしまいます。
     姫スイレン、いいですね。

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