大阪のダブル選挙、告示後日々情勢は変わりつつあるようだ。維新陣営は堺市長選挙での「堺はひとつ」オール堺の力に敗れた後遺症が強く残っているのか、とにかく反維新の分断に力を注いでいる。特に共産党への反共攻撃に奔走している。
で、反維新の府知事候補の赤いスーツにも「共産党に応援してもらっているからだ」と八つ当たり的ないちゃもんをつけている。
自らの悪政の数々に対し、様々な意見の違いは横に置き、大阪から維新政治を追い出そうと結集したのは、いわば身から出た錆のようなモノ、まず己を恥じよ、と言いたい。
しかしながらまだまだ橋下人気は根強いし、「何で共産党が自民党を応援するの?」という声も多い。そんな時、共産党大阪市会議員団幹事長の山中智子さんのブログで面白い経験談が載っていた。
街頭宣伝の中で熱心にビラを見ている30歳台の青年に声をかけたところ、「橋下さんが好き」というので「好きでもいいけど選挙はちょっと考えてほしい」と話した。
聞いてみると、「本当は共産党に立てて欲しかった。自民党と政策は違うはず」と応えたという。そこで「違うところは沢山ある。でも何でもかんでも儲け主義の橋下維新と柳本さんは違う。儲からなくても市民の命・暮らしを守る地方自治体を取り戻して、(その上で市長になった柳本さんと)その自治体の運営をどうするのかのケンカをする。ちゃんと議論が出来る柳本市長に『その政策は違うでしょ!』って詰め寄る。それが私の夢」という趣旨の話をしたら「何もかも一緒にやっていくんじゃないのか(自民党の言う事を聞かなくてはならない)」と驚き、「安心した」といってくれた」という内容のブログだった。何か一つのヒントをいただいたような気持になった。また明日から頑張ろう!
自民党と共産党に応援を受けてどんな府政になるの?という質問に栗原知事候補は「私が当選したら議会で共産党はいろいろとスルドイ追求をしてくるだろう」と答えているし、共産党の方も「応援したからといって議論を控えるということはない」と言っている。当たり前のことだろう。「自分に従わない者は敵だ」と言論を封殺し、専決や再議をごり押しするような橋下維新にはこのロジックが理解できていない。http://yamashirokihachi.blogspot.jp/2015/11/blog-post_13.html でも、よく似た感想を書いてみた。
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