ルールをよく知らないのでもう一つ興味が湧かないのがサッカーである。しかし4年に1度のワールドカップとやらがブラジルで開催され、TVや新聞は大騒ぎをしている。
この大騒ぎが予定では7月14日まで続くらしい。らしいというのは、日本チーム、これを「侍ジャパン」と呼ぶらしいが、日本が決勝リーグまで勝ち進めば、という条件付きではある。
侍ジャパンが1次リーグで敗退すれば過熱しているマスコミ報道も急激に冷め、にわかサッカーファンの関心もしぼんでいくだろう。
この事を一番恐れているのが安倍内閣だという説があるという。何故なら、多くの国民が過剰なマスコミ報道、TV中継に熱中している間に「集団的自衛権の行使容認」という閣議決定をしてしまいたいからであるという説である。
なるほど、安倍内閣の太鼓持ち新聞社や反共新聞社を除けば大方の新聞社の論調は「閣議決定には反対」 である。安倍首相の周到なマスコミ懐柔作戦(大手マスメディア各社トップとの頻繁な会食)にもかかわらずである。だから、国民の関心がワールドカップに向いている間に閣議決定に持ち込みたいというのが本音であるという話には「そうか、そうか」と頷ける。
しかし、国民は馬鹿ではない。新聞「赤旗」は連日のように憲法改悪に反対する抗議行動や「9条の会」の大江さんらの活動を報道している。ワールドカップに熱狂している、と思われる国民の多くも、各種世論調査では、「自衛隊の海外派兵」や「憲法改定」には反対である。この熱狂が冷めれば、安倍内閣が言っている「集団的自衛権は国民を守るもの」という「ウソ」を簡単に見破るだろうと思う。
話はサッカーに戻るが、TV中継されている試合の中で見られるヘディングシュートやキーパーのファインセーブは確かに見事なものである。しかし、それ以外のというか、それに至るまでの選手たちのゴジャゴジャした(サッカーファンの皆さん、ごめん)動き、そして一番気に入らないのが相手チームのファールを誘うかのような転倒プレーや過度な演技での審判へのアピールである。およそスポーツマンらしからぬ態度である。こんなプレーもテクニックの一つだという事かも知れないが、長々とこんなシーンばかりを見せられると全くの興ざめである。
「嘘も方便」という諺があるが真剣なスポーツと国民の命と安全にかかわる政治の世界では通用しないと断じたい。
私は天邪鬼の性格で、けっこう日本文化の愛国者ですが、ニッポンガンバレ的な熱狂が嫌いです。
返信削除米と魚を食べてきた民族が森を壊し獣肉を食べてきた民族に負けても、何も屈辱ではないのではないでしょうか。
どなたか、インド人は何故牛を食べるのをやめたのか?について、ご存知ならご教示ください。教義の根底には厳しい事実と思索があったはずです。
昨日の新聞一面に米国艦船による救出活動の優先順位が掲載されていましたよね、それによると最後に乗船させてもらえると紹介されていました、先月安部首相がパネルを使って記者会見しているところを見ましたがこの事には一言も触れず「日本人が乗せてもらっている米国艦船が攻撃されているのをほうっておいていいんですか?』と心情に訴える方法で説明していたが、会見の数日後のテレビで「救出の順番について、日本人は米国人のペットより後なんですよ!!』と言っているコメンテーターがいました。本当かどうかわかりませんが、要するに日本人の救出は想定していないということですよね。
返信削除サッカーのことは同感です、ただ興ざめする以上に素晴らしいプレーが随所に見れるのでそれを楽しみに観ています。
「日本人はペットよりも後」は邪推や誇張ではなく真実でしょう。もっと言えば、米国の戦争は「戦争請負会社」を多用していますから、朝日新聞が報じたように「日本人の乗艦は拒否」されることになっています。首相の発言を聞くたびに虚しい感じがします。
返信削除古来からインドでは牛は肥沃と力の象徴とされ崇拝の対象となっています。ヒンズー教で人気の高い「シヴァ神」の乗り物は牡牛でナンディンといわれ神様の一部として祭られています。菅原道真を祀った天神さんの乗り物が牛であるのはこれが原点で天満大自在天の自在天はシヴァ神の事です。(とんぼの本、インド神話入門より)
返信削除スノウさんありがとうございます。
返信削除ヒンズー社会では牛を農耕や移動手段等に使用していないのでしょうか。
非常に有益な動物または非常に危険な病気を起こす動物を食用にしないと言うなら教義の由来が想像できるのですが、・・・・・なぜ崇拝する教義が生まれたのかが不思議です。
何やら蹴ったボールがあらぬ方向に飛び出したようで、いや場外論壇、其れもまた結構。
返信削除奈良公園などを歩いておりますと、西欧人の肥満の人はしみじみと桁が違うように思います。
返信削除世界中の国が、あのように肉と小麦を食べてワールドカップやオリンピックに勝利を目指すとなると、地球は滅びるのではないかと心配しているのです。
これで、場内観客席ぐらいまでは帰ってきましたでしょうか。