メーデーに参加しての帰り道、阪神百貨店の催し場に立ち寄り、ついでに「ホワイトウイング」(紙飛行機)を買おうと思い売り場を探したが無い。近くにいた店員さんに聞くと「無くなりました」と云う。以前は鉄道模型の売り場の横にあったのだが「売り場」ごと無くなっていた。うーむ、困った事になった。
東急ハンズなどにごく少数売ってはいるのだが、大阪でも最大の品数があったこの売り場だったのに、、、本当に困った事になった。落胆して帰ろうとすると目の前が「屋上庭園」の入り口になっていた。で思い出したのが「大阪最後のデパート屋上遊園地が閉鎖」の新聞記事だった。遊園地の遊具は無くなったが、金魚やペット売り場は残っているのだろうとドアを開けて外に出たが見事に何もない。芝生を植えたサークルの周りに、サラリーマンやおばちゃんが弁当をひろげていた。その新聞記事が載ったのが今年の3月初めだったから、私の記憶の中にある「親子連れがゆっくり遊べる屋上遊園地」のイメージがつい最近まで残っていたことになるが、それも大阪ではついに無くなったのである。そう云えば、大阪に「USJ」とやらが出来た頃から大阪、いや京阪神の遊園地もどんどん寂れ、閉園や規模を縮小して行ったのだった。小さい子供を連れたお父さんは、いったい何処に行っているのだろう?
友人の様に孫のため、庭に手作りのシーソーを置ける人は良いが、バカ高い入場料を払い、長時間待って心臓に悪いコースターのある遊園地、いやテーマパークに行くしかないのだろうか。かろうじて生き残って頑張っている「ひらぱー」でもかなりのお金はかかるだろう。ゆっくり回るメリーゴーラウンドやゆっくり歩くパンダの乗り物に子供を載せて、大人はベンチで休憩、などという風景は大昔の事になってしまったのだろう。「子供は喜び、大人は安心」という家族連れの遊びの基本は変わっていないと思うのだが、時代は、より高度な「遊び」「喜び」を追い求め、エンターテイメント性の高いモノを提供しようとするのだろう。それは良いのだが、そのために手頃な「遊び」と「場所」が無くなるのは寂しい。
話は飛躍するが狭い日本に新幹線を走らせるたびにローカル線が間引きされ、廃止されていく。寂しいだけでは済まされない事だと思うのだが、日本という国はこういう間違いを平気でしてしまう、、、。
そんな屋上にしっかりとお稲荷さんは残っていた。何故か「ホッ」とした。
橋下維新の都構想に賛成されたお方は、実は東京には公園が多い、劇場が多い、児童館やスポーツセンターも多いということをご存知ないようです。そういう都市の格を上げようとせず、権限(権力)を集中してカジノや大型公共投資で大阪を豊かにできると考えるのは大きな勘違いだと思います。大阪府市の公共財を「民営化」の名の下にしゃぶりつかされぬよう声をあげたいと思います。
返信削除大手百貨店の売り場が改造されるたびに、無くなっていく馴染みの店舗もある、という哀愁の漂うひげ親父さんの感慨に、共感しました。特定のテーマパークの好況の背景には多くの地域の遊園地が消滅しているのもその通りだと思います。
返信削除そんな思いを胸に、明日から2日間、GWで帰宅する孫のために、潮干狩りと東条湖ランドに行く計画をしています。「全然分かっとらへんやないか」といわれそうですが、ご容赦を。
江戸では、伊勢屋 稲荷に 犬の糞 (が多い)と言われ、
返信削除浪速では、病弘法 欲稲荷 と言われたらしい。
さわやかな青空に我が家の石楠花が映えてます
返信削除お久ぶりです、相変わらずバタバタ暮らしてます
ブログは楽しく読んでますよ~~~
おっしゃるように、我々の子育ての時代は百貨店に行くのが楽しみ
大丸・三越・etcの包みが高級に思えて、、
屋上で子供を遊具に乗せて親は手を振って、ソフトクリームを買ってやるだけで
平和な家族そのものでしたね~~
昨今、変わりつく世相に、尚更昔を偲ぶ私です
お久しぶりです、私も「みんなで楽しく山歩き」を見ています。山芍薬は本当に可憐できれいでした。あれはプロの写真家ですかね?
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