今年も大阪造幣局の「桜の通り抜け」が始まった。現役時代、職場が近いときは毎年のように見物した。昔も今もこの写真(新聞記事から)のように大勢の花見客に揉まれての見物だった。でも、桜の花は人が下から見上げて観るように咲いているとか、大勢の人の頭越しに観ても何ら障りはない。「花を見て怒る人はおらん」と云うとおり、急ぐでもなく(立ち止まらないで、と不粋なアナウンスもあるが)自分のリズムで花見を楽しむ、「通り抜け」というこのシステムを考え出した人は偉いと思う。かつ、桜の下での大宴会や、見事な一本桜の名所も結構だが、たかだか500㍍ほどの通路にたくさんの種類の桜を植え込んだのは、いかにも商都「大阪」らしい花見ではないだろうか。
さて、最近の通り抜けで気になることが一つある。入り口付近の大川沿いに並ぶ露店の中に「桜の塩漬け」を売っていた店があったのだが、ここ数年見かけない。露天商ではなく、地域の婦人会の店だったように思うが造幣局に聞いてもわからないという。ネットで調べたら簡単に手に入ることが分かったが、「通り抜け」の道筋で買う風情が忘れられない。そこで最近は、桜の模様が入った盃で花見酒を楽しんでいる。右の盃は伊万里の「是隆窯」。旅行した時、桜の花びらがかわいいので買った。下の杯は骨董市で「まとめて何ぼ」で売っているものだが、それだけに疵の無い完品は滅多にない。一番のお気に入りだ。
昔の思い出ですが、通り抜けのときに大川端に見世物小屋やオートバイサーカスが出ていたことがあります。
返信削除そんな通り抜けは異次元の世界でした。
昨今の「止まらないでください。」のアナウンスが不粋だというのは同感です。
桜絵の盃で美酒とは、羨ましい!!
返信削除花弁が舞い散ったかのようですね~~
一緒に呑みたいです
4/14日 海津大崎の桜を、屋形舟から見ました
湖面に枝垂れる古木の枝ぶりは一見の価値ありです
今晩あたり、お主の盃を想像して一杯呑みますわ(●^o^●)
そうそう、お化け屋敷なんかもありました、まだ出てるんでしょうか?
返信削除屋形船からの花見もいいですね、お酒は「近江米のしずく」がいいですよ!湖南市の北島酒造がつくる純米吟醸、やや辛口だそうですが旨いョ。
湖南市の北島酒造
返信削除お店構えもどっしり、中に入ればひんやり
並んでいるお酒の全てを試飲したく成る酒蔵です
何時かご一緒出来るかな~~?
素敵な桜の杯ですね
返信削除お酒のお話が出来るひげ親父さんと岳美さんが羨ましいで~す
今日(19日)御室仁和寺 妙心寺に行って来ました
御室の桜は終わっていましたが あちこちで藤の花が満開でしたよ
友人達とのお喋りに花が咲きました!?
お酒は駄目で甘党のわこたんで~す
天満で勤務していた頃に二度ほど行ったことがあります。一度は大雨で通路の途中にある茶店で日本酒を飲みましたが盃に雨がはいり日本酒の水割りを初めて飲んだことを思い出しました。味はどんなだったかは忘れてしまいました多分美味しいものではなかったことでしょう!。
返信削除わこたんさん、私も甘いものは好きで夕食後の甘納豆は嫁はんから特別に許可されています。以前、長谷やんさんのブログに「道明寺ほしひ」を使った「桜餅」の力作がありましたが最近の桜餅はやたらと桜の葉っぱの塩加減がきつくなっているようです。塩分控えめ生活に慣れてきた私の舌感覚かもしれませんが、嵐山渡月橋のたもとの「さくらもち」もおいしいです。
返信削除ニューヨークでは「OSAKE」を水割りではなく、チェイサー(強い酒を飲む場合、酒と水を交互に飲む)としているそうです。
このブログを読んで幼稚園児だったころ祖父母に初めて通り抜けを連れて行ったもらたことこと、子供心にいつも見る桜より花の色が濃くてはっきりしているように感じたこと思い出しました。
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