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西本願寺・唐門(ひぐらしの門) |
毎年恒例の元の職場の研修仲間の旅行会で今年は、湖北の長浜、高月、彦根、そしてオプションで最終日に京都に遊んだ。いつものメンバーに加え、今年は三年ぶりの方も参加してもらえた。 1日目は京都に集合し、バスで長浜へ直行。町おこしで超有名となった「黒壁スクェアー」や商店街などを散策したが、思いがけず「海洋堂ギャラリー」があって私的には大いに楽しめた。泊まりは、旅行業者さんお勧めのこじんまりとしたホテルへ。ロビーにはバードウオッチング用にスコープが置いてあり、周辺には大口径のカメラを構えたウオッチャーがたむろするとか。雪まじりの風に吹かれて波立つ湖面に水鳥が休んでいる。 2日目は「湖北・観音の里」高月に。代表的な渡岸寺(向源寺)の国宝・十一面観音を参拝する。十年ほど前に、木の本から高月に旅行し観音さんも参拝したはずなのに、浅井・信長のたたかいの際、村人が観音さんを土中に埋め、命に代えて守ったという話にあらためて聞き入る。その後、彦根に回り、国宝「彦根城」へ。女性陣が楽しみにしていた「ひこにゃん」の本日のお出ましは残念ながら終わっていたので天守閣から庭園を巡って歩いた。途中、何の木か知らないが枝先一面に白い花が咲いている。と、見てる間に強い風が吹いて花びらが散っていき、まるで散りゆく桜の様で一同「わあ~」と歓声が上がる。しかし、間近まで近寄っていくと、それは枝先、一本一本に積もった雪であった。自然の見事な演出に再度見とれた。彦根で昼食を取った後は一路、京都へ。一泊二日で帰る方を京都駅で見送り鴨川沿いのホテルに。受付の方の話によると我々以外は全員受験の方と家族だそうで何故か受付の会話も小声になるのが可笑しかった。3日目の朝、ホテルをジャンボタクシーで出発し、鴨川を渡るとすぐ、京都大学の受験場が目に入った。昨晩の受験生の多くがここで受験するのだろう。女性陣は、昨晩風呂で会った娘さんを「あの娘、合格するといいな~だって、観光ですか?と話しかけてくれたのヨ、一人で受験しに来たのよ!」と知り合いの様に話していた。 最終日のコースは、今回の旅のもう一つの目的である、大河ドラマ「八重の桜」で有名になった会津藩の拠点となった「金戒光明寺」である。秋の紅葉で超有名であるが今回の大河で更に観光客が増えたらしい。ガイドさんの説明の合間に、「ごめんなさい、一寸説明させてください」と上品なご老人が新島八重の写った集合写真の説明を始めた。聞けば、会津若松から来られた方で「ついつい、でしゃばって済みません」と言いながら、写真に写った方々の説明をされた。ガイドさんの話によると、大河ドラマ放映と同時に福島県からの観光客も増えたそうだ。我々メンバーの中には山口県からの方もいるので「長州からも来ています」と言うと「仲ようせにゃいかんですね」と挨拶されるのが可笑しかった。その後は、ジャンボタクシーでの観光の気軽さで「行きたい所へ行きますよ」という事で壬生寺と新撰組の宿泊所となった八木邸へ。ここでも、説明の導入部分は「ここのところは先週の大河に出てきた話です」とやや便乗気味の話ではあるが妙な臨場感があって面白い。ここで今回の旅行は解散の予定であったがタクシーの運転手さんが「まだ少し時間がありますから近くの西本願寺さんへ行きましょう」と言ってくれた。幾度となく、京都には来ているが本願寺(西も、東も)には一度も来た事が無かったが、その建造物のスケールは、あまりにも大きすぎて、人間の小ささを身をもって教えるかのようである。私的には、今回の旅のハイライトであった。それにしても年々、旅の内容が「観音めぐり」とか「お寺参り」になっていくのはどうした事だろうか、来年の当番に奮起を促したい!とは、身の程知らずになりそうだ。*最初の2日間の写真を誤ってメモリーカードから消去してしまった。トホホ。
そうですか、今年の京都は会津ですか。
返信削除本願寺が大きいということですが、一般的には日本の宮殿(御所)にしてもお寺にしても、ヨーロッパ、イスラム圏、中国等と比べると極端に小さい(天井が低い)ですね。
この感性はどこから来たのだろうと何時も不思議に思っています。
西本願寺の廊下の埋木の感性も、何か通じるところがあるかも知れません。
さて、メディア?の影響力は計り知れないものがあります。その昔は鞍馬天狗、その後は竜馬が行くなどで10人中8~9人までは会津嫌いであったものですが、私の娘などの世代は漫画の沖田総司のファンでした。そして、今後は、どうなるのでしょう。
ガイドさんも云っていましたが「嵐寛の天狗」(これでわかる人は少ない)以外は、「日本の夜明け」を否定する「悪モン」になってしまっていると。今後はですか?そうそう、長浜・木之本では来年の大河が「黒田官兵衛」に決まり、「お江」以来のブームを早くも当て込んでいるようでした。
返信削除うちの行楽も、早くも年々お寺参りが主になってきています。何でも古くなると箔がついてくるのが不思議なところです。
返信削除吹雪のなかの、彦根城、湖北の穏やかな、感動の日没、ゆったりとした元気をいただきありがとう!体力に自信も持てました、これからも参加するよ!
返信削除usukuchimonndou読者の皆様へ
返信削除ひげ親父さんのパソコンが壊れましたので、少し長期にわたってブログが更新されていないようです。ご了承ください。
(「もう買い替える」とお怒りです。)
それに、眩暈症にも悩まされているようです。
再開後はコメントをしてあげてください。
以上、謹んで勝手にお知らせ申し上げます。
先日は寒いなかご苦労様でした、長谷やんが貴殿の目眩症について知らせてくれ、心配しましたがさほどのこともなく顔を見て安心しました、お互い言うまでもありませんがΓもう若くはありません、病気とも仲良く付き合いをしなくては」と思っていますご自愛下さい。
返信削除この間調御寺でご馳走になった八尾のわかごぼうのΓ炒め煮、もっと美味しいものをと何度か挑戦してみましたΓものすごく美味しいものができたのできたのであれから何度か作り姉妹に無理やり食べさせたところ、おいしいおいしいと言って食べてくれました。」わかごぼうはもう終わりころかと思いますが次なるご馳走にチャレンジしよううと考えています、これから旬をむかえるものでお気に入りのもがあれば教えて下さい。
茅渟の海さん 若牛蒡はまだいけるのではないでしょうか。
返信削除これからいろんな山菜の季節で楽しみです。
「山菜はしっかりアクを抜いて」というレシピはナンセンスだと思います。
アクが嫌なら山菜など食べなければいいのです。
今日も「八尾の若牛蒡」が八百屋にありました。
返信削除まだまだいけます。
あまり水にさらしたりしない方が良いと私は思っていますが、皆様は如何でしょう。
ひげ親父さんが「行ってみたい」とおっしゃっていた東大寺二月堂の「だったん帽いただかせ」に孫を連れて行って来ました。お孫さんが生まれたら行ってくださいね。
返信削除ひげ親父さんのパソコンの不調と体の不調が長引いているようですね。
返信削除ブログの更新が待ち遠しいですね。
パソコン顛末記と療養日誌だけでも相当書けるのではないでしょうか。