2018年7月2日月曜日

ガラ携の小さな画面に


 18日の「大阪北部地震」以来、散乱した書類や本、食器類の後片付けに手を取られブログの更新が出来なかった。いや、正直に言えば「片付ける気が起こらなかった」というのが本音であった。
 朝食のテーブルに着いたところに突然の大きな揺れが食器のぶつかる音や嫁はんの悲鳴と共に襲ってきた。揺れは大きかったが避難行動をする間もなく短い時間で収まったが窓の外からは近所のマンションの緊急警報がけたたましく続いた。
 あれから2週間、最初の1週間は余震が続くので義父宅(義父は入院中であったので何事もなかった)に避難した。我が家から歩いて15,6分の同じ市内なのにほとんど影響が無かったのは阪神淡路大震災の時もそうだったがどうも違う断層の所為ではないかと思っている。
 我が家の辺りには「仏念寺山断層」というのがあって、この断層は上町断層帯の北側にあたり、位置的には豊中市北部から南へ続き、吹田市を通って大阪市内の上町断層に繋がっているそうだ。歩いて数分のところにその断層が地表に現れた「大阪層群の露頭」というのが見られる場所があり、阪神淡路のあと、その露出断層の表面がボロボロ剥がれ落ちているのを見た記憶がある。その断層は学者の反対にもかかわらず、2013年頃に宅地になり姿を消した。

  地震直後、息子からメールが入り、「家の中は散らかっているが二人とも無事」と震える手で返信した。その後も神奈川や滋賀県の友人から「大丈夫?」や「滋賀も結構揺れたけど大丈夫?」とメールが届き、そのつど震えが続く手で返信をしたが友達の優しい気づかいに胸があつくなった。(後になって八尾の実家や府内の友達からは電話(固定電話)が繋がらず随分心配をしたとの連絡があった)。
 その後も皆さんから「片付けに行くよ!」など多くのメールが届いた。私の旧いガラ携の小さな画面に多くの方たちの優しい気づかいが溢れ出ていて本当に嬉しく有難かった。
  家の中は少しずつ片付いてきている。この際に古本の整理もしようかと云う位のつもりで無理をせずゆっくりやるつもりだ。
             皆さん、本当に有難うございました。

3 件のコメント:

  1.  写真を見ると、お見舞い申し上げますとしか言葉が浮かびません。

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  2. ブログの更新記事を読ませていただきホット一安心しました。後片付けが大変でしょうがおっしゃる通りボチボチされてお疲れが出ませんように。

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  3.  ひげ親父さん、大変でしたね。そのうえ今現在も当地では大雨が降り続いています。そちらはいかがでしょうか。
     根拠はないのですが、今回の地震は不思議と、阪神大震災の被災地域とはずれているように思います。「天の配剤」というべきでしょうか。

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