甲賀市観光協会が大阪の「船場センタービル」を会場に、3日間限定で「甲賀の美酒を飲み比べ」というイベントを行った。
滋賀県の6っの酒造蔵が自慢の日本酒を広めよう、そして甲賀に観光に来てもらい、町おこしの一助にと取り組まれたものらしい。
参加者は2,000円のチケットを買い、信楽焼きのぐい呑みを一つ貰ってイベントに協賛した飲食店を回るという趣向だ。
会場となった「船場センタービル」は都市開発で中央大通り建設の際、高速道路の下をビルにして立ち退きを余儀なくされた商店を入居させ、商店街ビルとしたアイデアの産物である。このビルの地下1階に多くの飲食店が並んでいて、今回のイベントに協賛したのである。
買った2,000円のチケットで4軒のお店が回れ、貰ったぐい呑みに一杯のお酒と、お店が用意した肴が食べれ、スタンプを4つ集めると1,000円相当の信楽焼きの器が貰えるという趣向である。
ぐい呑み一杯のお酒と肴一品で500円が安いか高いかは別として最後の信楽焼きの器が楽しみだ、いや楽しみだった(?)。
ぐい呑み一杯ではゆっくり飲んでもいられないので駆け足で4軒の店を巡り最後の店で「このスタンプ最初の受付に持っていくのかな~」と聞いたところ店のママさんが少し気の毒そうに「集めたスタンプは甲賀に持っていかな信楽焼きは貰えないそうですねん、このイベントはあくまで甲賀に来てもらうのが目的やそうで」と教えてくれた。
え~そんなん聞いてへんがな~と少々腹が立ったが此処で怒ったら不粋な人やと思われると我慢した。帰りの地下鉄の中で30分足らずの駆け足のぐい呑み酒と肴とで2,000円とは、、、安いか高いか、う~やっぱり微妙やなと少しだけ酔った頭で反復した。
葉っぱはかなり手強いから敬遠している。あとはスパゲティに入れるぐらいのものである。
やっぱりうす揚げと炊くのがベスト、お酒の肴に、そして炊き込みご飯のおかずにあとは何も要りません。
写真のお酒は伏見の藤岡酒造という小さな酒蔵が造っている「蒼空」というお酒である。いったん閉じた蔵を今の5代目が執念で再開させた蔵である。蔵を閉じたときの最後の酒の味を何とか越えたいと頑張っている。
盃は波佐見焼きの薄い造りの盃。
最後は、前回のブログで紹介した、我が家のベランダに来た「チョウゲンボウ」であるがこの日以来姿を見せていない。一日中家にいる訳ではないので来ているのかもしれないが、私はこの日に「また来年!」と、お別れをしに来たのだと思っている。その方が楽しみが残されていいのでは、とも思っている。