最近、かなりの思いきりがないと朝からの外出が苦手になってきたが、来週も又、いろいろと用事があるので、今日は思い切って正倉院展に出掛けた。勿論、あの人に逢うためである。 会場に着いたのが12時少し前、丁度入場制限中であったが、それでも列に並んで、15分ほどで中に入れた。
前のブログでも触れたが、中学の教科書に載っていた「鳥毛立女」が今、目の前にある国宝「鳥毛立女屏風」そのものであったかどうかは確信が持てない。もっと彩色があったように思うのだが、紅指す頬と、くっきりした眉毛以外は殆ど線描画のようである。それと今回、四扇面の出展で立ち姿は1面のみ、他は樹の株に腰かけており、記憶に残った「樹下美人像」といささか違い拍子抜けした感じである。それでもそのふくよかな姿はやはり魅力的である。
それと今回、その美しい色形で魅了されたのが「鳥獣花背方鏡」(海獣葡萄鏡)であった。「日曜美術館」で紹介されていたがこの鏡の復元に何処かの大学教授が30年近く挑戦しているがそのシャープな線彫が再現できないでいる、という鏡だ。この写真はネットから取ったモノだが実物は、白銅製で、いま鋳あがったように白くきれいな色をしていた。
約1時間、見学して会場を後にし次の目的の
エビフライ探しに公園内を歩いた。長谷やんから是非探すようにと、言われていたのである。前回はなかなか見つからなかったが今日は意外と簡単に見つけることが出来た。それも、登大路のすぐそばの松の木の下であった。意外と小さいもので一番下のモノが色合いがエビフライに近く、左のモノが尻尾がそれらしい。
最後に帰り道きれいな紅葉を見つけ、写真を撮っていると、一人の女性が下を向いて何かを探しているので「エビフライですか?」と声をかけると、「??」という顔で「紅葉の落ち葉を探してます」と言って去っていった。変なおっさんが,変な事を言って来たな、思われたのかもしれない。長谷やん、エビフライ同好会の輪はそんなに広がってまへんで。
奈良公園名物はナンキンハゼの紅葉とエビフライですね。
返信削除ナンキンハゼの実には毒があると本にありますが、葉っぱに毒があるとは書いてあるのを見たことがありません。しかし、あの恐ろしいほどのシカの食欲から見向きもされていないということは有毒なのでしょう。放っておけば奈良公園はナンキンハゼの名所になるでしょう。
ひげ親父さんが、「エビフライですか?」と声をかけたのは素晴らしいことだと思います。
そういうお節介爺さんが世に真実を広めていくのです。
秋の東大寺は遠足の真っ只中です。子供たちが先生から渡されたノートをもって駆け回っています。しかし、どちらかというと、与えられた情報を確認しているだけのようにも見えます。
そんな時私は遠足中の子どもたちを「ちょっと待て」と呼び止めて「これを見たか?」と教えます。「大仏様の前の蝶々は脚が何本ですか?」「みんなで何でかと考えてみたら」と言ってバイバイです。
大仏殿の蝶々について考察しました。
返信削除エビフライといい蝶々といい、奈良は楽しいところです。
http://yamashirokihachi.blogspot.jp/2014/11/blog-post_9.html
エビフライは松ぼっくりと思いますが、もう一度エビフライの本当の意味を教えてください。
返信削除8月23日と9月5日のyamashirodayoriに書いております。
返信削除下のアドレスをスクロールして反転させ、「・・・・へ移動」をクリックしていただければすぐに読めます。
http://yamashirokihachi.blogspot.jp/2014/08/blog-post_23.html
http://yamashirokihachi.blogspot.jp/2014/09/blog-post_5.html
色は少し違いますが、本当にエビフライそっくりですね。
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