「赤旗・日曜版」のスクープである。
桜を見る会に参加したマルチ元社長は昭恵夫人が立ち上げた事業の資金提供者だったという内容である。
昭恵夫人が立ち上げた事業とは首相の地元、山口県下関市にゲストハウスやカフェバーの複合施設で、施設の開業資金をクラウドファンディング(見返り付き資金提供)で募集、このマルチ元社長は少なくとも10万円以上の資金を提供したとされ、その見返りとして「桜を見る会」に招待されたのではないかという内容だ。
既に問題となっている「桜を見る会」に招待されたジャパンライフ山口元社長と同じくこの元社長も「10倍に値上がりする」と宣伝し仮想通貨を販売し特定商取引法に基づく業務停止命令を受けた人物ということだ。
以前からこのブログでも書いたが「森友問題」に始まった安倍首相と昭恵夫人による一連の事件は私利私欲による国家行政の私物化、「安部一族」による国家乗っ取りだと思う。
「森友問題」は昭恵夫人が籠池夫妻が進める右翼的教育に賛同し建設予定だった小學院の名誉校長に就任し、この学校用地の取得に便宜を図った事件である。
「加計学園」問題は、首相の刎頸の友である加計氏の大学に獣医学部を新設するに際し首相が手を廻し、国家戦略特区に認定新設させた事件である。
そして「桜を見る会」には首相の地元後援会員を公費で大量に招待し、前述したマルチ商法の元会長をも招待していた。この元会長は首相の父・故安倍晋太郎氏がニューヨーク訪問の際、同行するほどの間柄でこの時は首相も秘書として同行しており、いわば顔馴染みである。
森鴎外の短編小説に「阿部一族」というのがあるがモリカケ問題から桜を見る会に至る一連の事件は安倍首相と昭恵夫人、いわば「安部一族」が引き起こした、あくまでも私的理由に起因する事件である。自民党の内閣だからということで引き起こされた事件ではない。私はここが大事な点であると思う。
新型コロナウイルスに対する対応で全国一律に学校をいっせい休校にしたのは安倍首相の独断だった、これには自民党や公明党からも批判がでている。
本当にこのままでは日本は安倍一族の所為で滅びかねない。いまこそ安倍一族をこの日本の政治の舞台から追い出さなければならないと思う。では次に誰がやるのか、と心配する向きもある。
私は極論かもしれないが安倍以外ならだれでもよいと思っている。自民党の中にだって人はいるだろう。野党だって今までのようなバラバラの野党ではない、市民と野党の共闘も進んでおり、充分任せられると思う。
ミサイルのアラームを思い出しました。自分たちの選挙に使えるとなると危機感を演出して、その後トランプが「問題ない」というとミサイルの時もゴルフを続けていました。
返信削除この国はとっくに「途上国=独裁国家」に転落しています。恐ろしいことです。