2018年4月12日木曜日

春は来るか?


 久しぶりに義父の見舞いに行った。嫁はんの言うには、肌艶もよく、目が覚めている時は「寒くない?」とか「しんどくない?」とかの簡単な質問や受け答えには頷いたり首を横に振ったりとかの反応はあるという事だった。
 そこで今回私はICレコーダーに義父が元気だった頃よく歌ってくれた「My Old Kentucky Home(ケンタッキーの我が家)」を取り込み、イヤホーンで聴かせることを看護師の許可を得て試みた。
 結果は「聞こえてる?」に対しては頷く、「この歌覚えてる?」には首を横に振るというあいまいな反応しかなかった。
 その後何回か試みたが反応は変わらず、ひょっとしたら口ずさむのではないか、という期待は実現しなかった。
 ただ嫁はんが「6月の誕生日には99歳やで!」というと「歳とったな~」と明確に応えてくれた。危険防止のため入れ歯を外されているので明確には聞こえないのだがこの時は、嫁はんと「ハッキリ聞こえたな」と喜び合った。
 入院当初、「胃瘻の必要性もありますよ」と云われていたが、現在もチューブによる鼻からの食事で、この前は「水をスプーンで6杯飲まれましたよ」と看護師から報告も受けた。まだまだ先行きは不明な点も多いが6月の白寿の誕生日には何かお祝いを考えようと思う。

4 件のコメント:

  1.  お二人の心労に言葉が見つけられません。
     ターミナルケアという言葉があります。「ターミナルって?」と尋ねると、「終着駅です」と教えてもらいました。
     終着駅への入庫は誰も避けられません。大切なことは一日一日を充実させることだと教わっています。
     言葉だけ心だけですが応援しております。

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  2. 本当に有難うございます。
    落ち込まないように努めて明るく接しようと思っています。

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  3.  確か昨年末お義父さんが年賀状を書いたとブログで紹介してましたよね!
     想像ですが症状が進行しているようて゛驚いています。
     長谷やんがいっているとおり避けてとうることが出来ません。努めて明るく接してあげて下さい。
     よけいなことですが奥さんはさぞかし心配なことと思います。気遣いをしてあげて下さい。
     とにかく頑張ってください!応援しています。

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  4.  chinunoumiさん有難うございます。昨年末の緊急入院、そして「全床医療療養病床」型病院への転医以降、ほぼ寝たきりの病状に大きな変化はなく、すべて病院に任すしかないという状態です。
     ただ、書いた様に明らかな反応もあり、希望は捨てていません、嫁はんと出来ることをやっていこうと思っています。

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