27日の国会中継、久々にスカッとするやり取りがあった。
共産党の宮本議員が森友学園の問題で安倍総理を追求した。財務省、会計検査院らの答弁を積み上げ「総理の夫人である安倍昭恵さんが名誉校長であるからこういう特別扱いが行われたのじゃないか、こういう奇怪なことがやられたんじゃないか、という事が国民の一番の疑念であります、いくら総理が丁寧な説明をしても国民が納得しないのは昭恵さんが語らないからなんです、違いますか。」と畳みかけた。
安倍総理は「当時、理財局長も近畿財務局も妻が名誉校長だったことは知らなかったわけですから、そこで私の妻が名誉校長である事によって値引きされたということには全くならないわけであります。」と応え、その後一拍おいて「まあ一般常識的に申しあげましてもですね、例えば私がどこかの名誉会長になっているからと言って、それをもって国との交渉が有利になるということはほぼないのでありまして、ですから妻が名誉校長である事で近畿財務局がそういう事をするということはあり得ないわけであります。」と答えるというやり取りがあった。
総理が「妻が名誉校長だったことは財務局も知らなかった=だから妻が名誉校長であるが故の値引きはなかったんだ」というロジック、そしてその後に、総理が少し笑いながら「一般常識的に申し上げても、例えば私がどこかの名誉会長である事で国との交渉が有利になるという事はほぼないのでありまして」と応えているところである。
ここである!私なら「そうでしょう、それが世間一般の常識ですよ、しかし、現に今回、森友学園の土地売買においては世間一般常識とはかけ離れた、考えられないようなことが起こっているんですよ、だから国民は怒っているんですよ」と突っ込んでみたいと思う。
だいたい人の常として、痛いところを突かれたら平静を装うために、余裕があるんだということを示すために、引き攣ったような笑みを表わすものだ、
宮本議員、ここをあと一歩突っ込んでくれたら100点満点だったのにな~と歯ぎしりしながら、一人腕組みをしながらテレビを見ていた。