2017年2月1日水曜日

難波津に咲くや書の華

 
 今日31日から天王寺の大阪市立美術館で開催された第25回国際高校生選抜書展を見に行った。最近は女子高生がはかま姿での書のパフォーマンスなどで注目を浴び出し主催する毎日新聞と毎日書道会が「書の甲子園」と大々的に宣伝し盛況になっている。
 以前、篆刻教室に通った時、篆書に触れ、そこから隷書の美しさが好きになり今も時々習字をしたりしている。
 今日も隷書を中心に見て来たが入選作だけでもかなりの作品数で駆け足で見て回っても1時間を超えた。
 文科省大臣賞の作品など確かに上手いと感じたが私が感心した作品は他にあった。
 中でも前衛書道ではないかもしれないが書というより画に近いものが割と多く入選していた。
 またもう一つ感心させられたのが高校生の名前だった。書を書くために親が付けたかのような名前が目に付いた。まだ高校生なのだから書家名ではないと思うが写真の「万葉」(どう読むのかはわからないが)さんなど流麗なかな文字を書くにふさわしい名前ではないか。

  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 高校生の躍動する書を堪能し美術館を出て久しぶりに一心寺から安居の天神さん、そして新清水寺にお参りしてきた。新清水寺は京都の清水寺とよく似た景観というか真似たように「舞台」があり、音羽の滝に似せた「玉出の滝」があり今日も水ごりをする人がいた。
 上町台地の谷町筋の高台から松屋町筋に一気に下る傾斜地を利用して段々畑のように墓地をつくってある。そんな墓地の中にある新清水寺の「舞台」から西方を拝んだが通天閣が見えるだけで急に陽が陰った曇天の下に大阪湾は見えなかった。




9 件のコメント:

  1.  安居天神については私も明日のブログで公開する予定です。
     万葉というお名前の読み方はネットで出てきますが、そういう実際のお名前の方とお会いしたことはありません。
     ひげ親父さんの多趣味は尊敬しています。

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  2. コメント入力のテストです。

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  3. コメント入力のテストです。

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  4. 節分の昨日、ひげ親父さんのブログに触発されて、四天王寺(ゴマ木、かぶら汁は食べそこない)、一心寺(本堂に上がってお参り)安居神社(おみくじ=大吉)新清水寺(ろうそく、線香)行って来ました。四天王寺以外初めてでした。

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  5. 私には一心寺の「骨仏」は表現が難しいのですが生々し過ぎてどうも馴染めません。平野の大念仏寺の本堂の骨壺の印象と同じ感じす。新清水寺は「米朝ばなし・上方落語地図」に大阪市内唯一の滝と共に昔の大阪の面影が残っている上町台地一帯と紹介されていますが墓地は立派ですが本堂が仮堂のままで寂しげな様子ですね

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  6. 義母が亡くなったとき「一心寺へ」と云ったら義家の住職が「とんでもない、大事なお骨を」と説教されました。私の実家は真言宗ですが祖母の希望で一心寺の骨仏に納骨しました。宗派を問わず納骨を受けるという事が私などは長い間、宗派のない寺(実際は浄土宗で法然が開祖)だと思っていましたが、まあそんな程度です。新清水寺の段々畑のような墓地は壮観な眺めです。大都市の墓地事情とお寺の商魂の結果でしょうか。

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  7. 骨に拘る、骨を拝むのは釈迦の教えではないように思いますがどうなんでしょう。

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  8. そう言えばお釈迦さんの骨は仏舎利として拝んでいますがそれ以降、仏教の偉人も含めて俗人の骨はそのような事はしませんね。仏舎利も古代インドのアショーカ王が釈迦の遺骨を砕いて作ったと聞いています。

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  9. 海への散骨の是非も一時議論になりましたね、でも際限なく広がりそうなので和道おっさん、見ておられたらご意見を。

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